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記事一覧

15件/3810件

専攻医シーリング、診療科偏在への効果は限定的との結果に――厚労省調査

 厚生労働省は、7月19日に開催された第1回「医道審議会医師分科会医師専門研修部会」で、専門研修における専攻医シーリング(募集定員の上限)の効果について、地域偏在是正には一定の効果があったが、診療科偏在対策としての効果は限定的だったとの研究結果を報告した。  こ

2024/8/13

副業・兼業先への移動時間は勤務間インターバル? など――医師の働き方改革Q&A

 厚生労働省は7月23日付で「医師の働き方改革に関するQ&A」を発出し、各都道府県に対し医療機関への周知を求めた。内容は、本年4月1日に始まった医師の休日・時間外労働の罰則付き上限規制に関して、関係者から寄せられた疑義照会などを踏まえ、勤務間インターバル・代償休息、労働時間管

2024/8/12

糖尿病黄斑浮腫へのSGLT2阻害薬使用で注射回数減

 糖尿病黄斑浮腫患者に対するSGLT2阻害薬の使用は、ステロイド薬のトリアムシノロンアセトニド(TA)注射頻度の減少と関連しており、非侵襲的かつ低コストの補助療法となる可能性があるとの研究結果が発表された。君津中央病院糖尿病・内分泌・代謝内科の石橋亮一氏と千葉大学眼科、糖尿病

2024/8/11

妊娠・乳幼児期の大気汚染物質の複合曝露が小児喘息と関連

 妊娠期、子どもの乳幼児期における大気汚染物質への曝露と小児喘息の発症との関連が、日本全国のデータを用いて詳細に検討された。その結果、低濃度の大気汚染物質への複合曝露が、持続性小児喘息の発症と関連していることが明らかとなった。昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科の城下彰宏氏らに

2024/8/10

糖尿病網膜症で硝子体手術となり入院してきた患者さんに関する看護計画

糖尿病網膜症で硝子体手術となり入院してきた患者さんに関する看護計画  糖尿病網膜症は糖尿病における3大合併症のひとつです。血糖値が高い状態が続くと目の中にある網膜の毛細血管が障害され新生血管が作られるようになります。その新生血管は脆弱なため出血しやすく、進行すると網膜剥離が

2024/8/9

口腔乾燥の臨床診断基準(柿木分類)

口腔乾燥の臨床診断基準は何を判断するもの?  口腔乾燥の臨床診断基準(柿木分類)は、口腔乾燥の程度を評価するためのスケールです。いわゆるドライマウスと呼ばれる口腔乾燥症を診断する際の指標の1つとして用いられています。  口腔乾燥症は、「自覚的な口腔乾燥感または他覚的な口腔

2024/8/7

HIV感染症完治と見られる7例目の症例が報告される

 あるドイツ人男性が、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症が完治した7人目の患者となったと、シャリテ・ベルリン医科大学(ドイツ)のOlaf Penack氏らが報告した。報告書の中で「次のベルリンの患者(next Berlin patient)」と表記されているこの60歳の男性

2024/8/2

潰瘍性大腸炎の活動期内視鏡所見による分類(厚生労働省研究班)

潰瘍性大腸炎の活動期内視鏡所見による分類は何を判断するもの?  潰瘍性大腸炎の活動期内視鏡所見による分類(厚生労働省研究班)は、潰瘍性大腸炎の活動性を分類するためのスケールです。潰瘍性大腸炎の診断や治療効果を評価することを目的とし、日本国内の医療機関で広く活用されています。

2024/8/1

気管支喘息の急性増悪で入院してきた患者さんに関する看護計画

気管支喘息の急性増悪でICUで人工呼吸器を使用している患者さんに関する看護計画  気管支喘息は気道の慢性的な炎症によって粘膜が障害され可逆的な気道狭窄が生じる疾患です。喫煙、アレルギーといった身近な要因から肺炎などの感染症が要因で症状が増悪して、重症になると人工呼吸器が必要

2024/7/31

急性胆嚢炎で入院してきた患者さんに関する看護計画

急性胆嚢炎で胆嚢ドレナージを実施している患者さんに関する看護計画  胆嚢は肝臓の右下面にある袋状の臓器で、肝臓で産生された胆汁を貯蔵しておく臓器です。食事後に食べ物が胃を通過すると胆嚢が収縮して貯蔵されていた胆汁が胆嚢管や総胆管を通じて十二指腸に流出しますが、結石や胆泥など

2024/7/31

顎変形症の看護|原因、分類、治療、術前・術後のケア、退院後の説明・指導

顎変形症とは  顎変形症とは、上顎骨や下顎骨の形態や大きさ、位置などに異常が生じる疾患です。咀嚼障害、構音障害、審美障害などを伴います。 顎変形症の原因  顎変形症のほとんどは原因不明ですが、先天的要因と後天的要因があると考えられています。  先天的要因には、口唇

2024/7/28

顎骨骨髄炎・顎骨壊死の看護|原因、治療、問診・観察ポイント、口腔ケア、術後ケアなど

顎骨骨髄炎・顎骨壊死とは  顎骨骨髄炎とは、口腔内細菌に感染したことで起きた炎症が顎骨内の骨髄にまで及び、さまざまな症状が生じる疾患です。上顎と下顎のどちらにも発症しますが、下顎骨に多くみられます。顎骨骨髄炎が進行し、顎骨の組織や細胞が局所的に死滅し、骨が壊死した状態を顎骨壊死

2024/7/26

長期収載品の選定療養、疑義解釈で「保険給付」のケースを明確化

 厚生労働省は7月12日付で、長期収載品の選定療養に関する初の疑義解釈資料を都道府県等に発出、送付した。内容は、長期収載品を使用する場合でも医師などが「医療上の必要性」があると認めた場合、保険給付の対象となるケースについて解説したものだ。  本年10月か

2024/7/25

最適な食物繊維は人それぞれ

 これまで長い間、食物繊維の摂取量を増やすべきとするアドバイスがなされてきているが、食物繊維摂取による健康上のメリットは人それぞれ異なることが報告された。単に多く摂取しても、あまり恩恵を受けられない人もいるという。米コーネル大学のAngela Poole氏らの研究によるもので

2024/7/24

看護と介護―思考スキームの違いが生む「違和感」

 幸せな人生を歩むためには、「人は互いにわかり合える」と信じたいものです。しかし、分析的に突き詰めていくと、そうともいえません。人は互いに「わかり合えない」のが基本であるということを、前回述べました。今回は、コミュニケーションのギャップに職種という要素がどのようにかかわってく

2024/7/20