「基礎看護技術」の記事一覧
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動脈血採血の看護|目的、部位、手順、検体の取り扱い、看護の注意点
動脈血採血とは 動脈血採血とは、経皮的に橈骨動脈や大腿動脈等を穿刺して、動脈血を採取することをいいます。動脈血採血は基本的に医師が行う手技であり看護師は行ってはいけない行為と思っているかもしれません。しかし、看護師は医師の指示のもと診療の補助として動脈血採血は実施可能であ
食事介助に関する看護計画|嚥下機能が低下してきている認知症患者さん
認知症による嚥下機能低下から食事介助が必要な患者さんに関する看護計画 認知症は血管性、アルツハイマー型、レヴィー小体型などの原因によって病状の進行度合いは異なるものの、脳の活動低下に伴うさまざまな症状が発症し社会生活に支障が生じていきます。今回は認知症の進行に伴い嚥下機能
無菌操作|目的、操作の手順、注意点など
無菌操作とは 無菌操作とは、滅菌された物品に微生物が付着しないように、滅菌状態を保ちながら物品を取り扱う手技のことです。縫合などの創傷処置、手術、出産、注射、気管吸引、カテーテル挿入のほか、骨髄穿刺や腰椎穿刺といった身体に針を挿入するような検査の際に行います。 滅菌も
清拭に関する看護計画|ICUに入院中の患者さん
ICU入院中で人工呼吸器を装着している患者さんの清潔ケアに関する看護計画 術後、入院中の状態悪化、重症患者の緊急入院などさまざまな理由でICUに入院し人工呼吸器を装着している患者さんがいます。重症度が高いだけでなく人工呼吸器を装着していたり、輸液ポンプやシリンジポンプなど
体温調整の目的、方法(冷罨法・温罨法)、観察項目、注意点
患者さんが発熱したとき、悪寒を訴えているときなど、さまざまな場面で体温調整が必要になることがあります。ここでは、体温調節のしくみに触れながら、体温調整の目的やその方法などについて解説します。 体温調整の目的 体温をその人にとっての正常範囲に回復させ、それ
リラクセーション法|目的、意義、実施方法(足浴、呼吸法、漸進的筋弛緩法、自律訓練法)
リラクセーション法とは(看護におけるリラクセーションの位置づけ) Relaxation(リラクセーション)は、くつろぎ、緊張・筋肉・精神の緩みと訳され、身体と精神の緊張状態、不安な状態を緩和する意味合いをもちます。 リラクセーション法とは、緊張の緩和を促すために、筋肉
医療用麻薬の管理|取り扱いの注意点、記録の書き方、トラブル発生時の対処
医療用麻薬とは 医療用麻薬は、オピオイド鎮痛薬(以下、オピオイド)とも呼ばれ、脳や脊髄に高密度に分布しているオピオイド受容体に結合することで、がんによる痛みや呼吸困難感を緩和する薬剤です。 オピオイドには、悪心・嘔吐、便秘、眠気などの副作用もあるため、使用する際はオピ
包帯法|目的、巻き方の手順、注意点
包帯法とは 一般的に、巻軸包帯、三角巾、腹帯を用いて、創部の保護や骨折部位の固定を行うことを包帯法といいます。 創傷処置を行う際、創部を保護するためにさまざまなドレッシング材が使用されます。包帯も創部を保護するために使用されますが、ドレッシング材の進化により、包帯