「経腸栄養」の記事一覧
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第8回 病態によって栄養剤の選択はどう異なるの?
Q. 病態によって栄養剤の選択はどう異なるの? A. 成分、浸透圧、濃度など、病態に配慮して栄養剤を選択します。 糖尿病には血糖コントロールに有効な栄養剤も 経腸栄養は、病態に応じて、投与する成分、濃度など適切な内容を選択します。栄養剤のなかに
第7回 経腸栄養剤にはどのような種類があるの?
Q. 経腸栄養剤にはどのような種類があるの? A. 窒素源の成り立ちから、成分栄養剤、消化態栄養剤、半消化態栄養剤に分けられます。 消化の過程を経るもの経ないもの区分も医薬品と食品がある 経腸栄養剤は、まず天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分けら
第6回 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの?
Q. 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの? A. 経管栄養が4週間以上の長期になる場合は、消化管瘻を考慮します。 患者さんの状態に応じてチューブの挿入先と方法を決定する まず、第5回の解説のように、何らかの栄養補助が必要とされた場合は
第5回 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの?
Q. 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの? A. 消化管使用の条件を満たしていれば、重症患者であっても、できるだけ早期に開始します。 必要エネルギー量の60%以下が1週間以上続く場合に検討する 経腸栄養は、①消化管の蠕動が可能であ
第4回 重症患者さんの栄養管理で早期から腸管を使用する意義とは
Q. 腸管を利用する意義はどこにあるの? A. 小腸粘膜の萎縮を防ぎ、感染性合併症による侵襲を減らすことで、重症度を高めない良好な長期予後の獲得が期待できます。 腸管の飢餓状態で引き起こされるBTを防ぐ 小腸の絨毛は最も細胞分裂の活発な組織
第3回 侵襲時の患者さんの腸管はどうなっているの?
Q. 重症患者の腸管はどうなっているの? A. 腸管の血流は低下し、蠕動運動も抑制されますが、消化吸収機能は維持されています。 血流と運動の低下が顕著に 侵襲時は、Q1の神経―内分泌反応によりカテコラミンが大量に放出されます。特に、出血性ショッ
第2回 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの?
Q. 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの? A. 侵襲によりREEの増加量も持続期間も異なりますが、低~中等度のストレスでは20~25kcal/kg/day程度と評価できます。 侵襲の程度に応じてREEを推定する 多岐な要因が
第1回 重症患者の栄養管理とは? エネルギー代謝にどんな違いがあるの?
「重症患者の栄養管理」をどう考えればよいのか 「重症患者の栄養管理」を考えることは、災害時の支援体制を考えることに似ています。災害には自然災害もあれば、テロ・内戦などの人為的な災害もあります。また、市町村レベルの災害もあれば、国家存亡の危機に直面する大規模災害もあり
脳卒中急性期の栄養管理 嘔吐・逆流に対する乳清ペプチド消化態流動食の有用性【PR】
POINT ●早期経腸栄養の有用性は各種ガイドラインで示されており、脳卒中急性期も同様に早期経腸栄養が有用である。しかし、逆流・嘔吐を懸念するあまり積極的な開始がなされていない場合が多い。 ●脳卒中急性期の絶飲食・点滴での栄養管理により、消化管の廃用性機能障害や栄
経鼻栄養チューブの挿入の仕方
チューブの違いと選び方 栄養剤の注入は栄養注入用のチューブで行い、ドレナージを目的とした胃管カテーテルによる栄養剤の注入は避けます。 【栄養チューブ】 栄養剤の注入を目的としているため、3.6~12Frと比較的細く、胃壁を損傷しないように先端が丸く閉鎖されています。
経腸栄養剤の注入ー手順とケアのポイント
経腸栄養剤注入前に行うこと 患者さんの状態を観察 状態観察する際は、意識障害が生じていないか、高熱が出ていないか、酸素飽和度が低下していないか、普段より明らかに血圧が低下していないかなどを確認します。 腹痛、悪心や下痢などの消化器症状を認める場合は、経腸栄養を行
経腸栄養剤の選択の仕方
経腸栄養剤の種類と特徴 経腸栄養法(enteral nutrition:EN)に用いる製品には、医薬品と食品があります。経腸栄養剤は、原材料から天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分けられますが、ほとんどが人工濃厚流動食です。 人工濃厚流動食は、その組成から成分栄
簡易懸濁法とは?
粉砕法の問題・デメリット 経鼻胃管・胃瘻・腸瘻といったチューブから錠剤を投与する方法として、「つぶし(粉砕法)」で注入することだけを想像していませんか。そして、粉砕法で注入した際に「チューブが閉塞してしまった」という経験をもつ人も少なくないかもしれません。
第3回 経管栄養剤による「排便コントロール」改善への取り組み【PR】
▼経腸栄養について まとめて読むならコチラ 経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント 職員全員が高い意識をもち、自然に近い排便を目指す 排泄部会の活動を通して、排泄ケアの改善に取り組んできた竹川病院ですが、今後の目標として、田
第2回 経管栄養剤による「排便コントロール」改善への取り組み【PR】
▼経腸栄養について まとめて読むならコチラ 経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント 経管栄養剤切り替え後、下剤の使用量は減少傾向に 竹川病院の療養病棟では、入院患者さんの排便日誌をもとにした下剤の使用量調査が、これまでに2回