「経腸栄養」の記事一覧
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第11回静脈経腸栄養管理指導者協議会学術集会【参加受付中】
静脈栄養法および経腸栄養法を主とした栄養管理に関して指導的立場にある医療従事者が、基礎的・臨床的研究を通じて交流を図りながら専門的知識および技能を高め、適正な栄養管理法の普及に寄与することを目指す、一般社団法人 静脈経腸栄養管理指導者協議会(リーダーズ)の第11回学術集会の参

経管栄養(経腸栄養)とは|種類・手順・看護のポイント
*2020年5月25日更新 経管栄養とは 経管栄養とは、胃や小腸にチューブを挿入し栄養や水分を取り込む方法です。経口摂取が困難な重症患者さんの栄養管理などにも用いられます。 腸が障害されていて腸からの栄養の吸収が難しい場合を除き、腸を使って栄養を

第11回 経腸栄養の合併症やリスクにはどのようなものがあるの?
Q. 経腸栄養の合併症やリスクにはどのようなものがあるの? 誤嚥・嘔吐はどうしたら予防できるの? A. チューブ接触による潰瘍、誤嚥や胃食道逆流に注意。胃内残存量を的確に把握し、投与時の速度や体位を検討していきます。 嚥下・咳嗽の反射が弱い患者さんに注

第10回 経腸栄養中に下痢が起こりやすいのはなぜ? 対処法は?
Q. 経腸栄養施行時の下痢はなぜ起こりやすいの? どう対処すればいいの? A. 投与中の薬剤、乳糖や浸透圧など栄養剤の影響もあります。投与内容を変更したり、投与管理を見直します。 まずは下痢につながる薬剤投与がないかをチェック 経腸栄養施行中の

第9回 経腸栄養開始後のアセスメントでは何に注意すべき?
Q. 経腸栄養開始後のアセスメントでは何に注意すべきですか? A. 逆流や誤嚥のリスクに注意し、投与速度や血糖値、水分バランスを定期的にチェックします。 腹部の観察や胃内残留量で合併症の徴候をチェック 経腸栄養施行時は、悪心・嘔吐、腹部膨満、腹

第8回 病態によって栄養剤の選択はどう異なるの?
Q. 病態によって栄養剤の選択はどう異なるの? A. 成分、浸透圧、濃度など、病態に配慮して栄養剤を選択します。 糖尿病には血糖コントロールに有効な栄養剤も 経腸栄養は、病態に応じて、投与する成分、濃度など適切な内容を選択します。栄養剤のなかに

第7回 経腸栄養剤にはどのような種類があるの?
Q. 経腸栄養剤にはどのような種類があるの? A. 窒素源の成り立ちから、成分栄養剤、消化態栄養剤、半消化態栄養剤に分けられます。 消化の過程を経るもの経ないもの区分も医薬品と食品がある 経腸栄養剤は、まず天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分けら

第6回 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの?
Q. 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの? A. 経管栄養が4週間以上の長期になる場合は、消化管瘻を考慮します。 患者さんの状態に応じてチューブの挿入先と方法を決定する まず、第5回の解説のように、何らかの栄養補助が必要とされた場合は

第5回 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの?
Q. 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの? A. 消化管使用の条件を満たしていれば、重症患者であっても、できるだけ早期に開始します。 必要エネルギー量の60%以下が1週間以上続く場合に検討する 経腸栄養は、①消化管の蠕動が可能であ

第4回 重症患者さんの栄養管理で早期から腸管を使用する意義とは
Q. 腸管を利用する意義はどこにあるの? A. 小腸粘膜の萎縮を防ぎ、感染性合併症による侵襲を減らすことで、重症度を高めない良好な長期予後の獲得が期待できます。 腸管の飢餓状態で引き起こされるBTを防ぐ 小腸の絨毛は最も細胞分裂の活発な組織

第3回 侵襲時の患者さんの腸管はどうなっているの?
Q. 重症患者の腸管はどうなっているの? A. 腸管の血流は低下し、蠕動運動も抑制されますが、消化吸収機能は維持されています。 血流と運動の低下が顕著に 侵襲時は、Q1の神経―内分泌反応によりカテコラミンが大量に放出されます。特に、出血性ショッ

第2回 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの?
Q. 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの? A. 侵襲によりREEの増加量も持続期間も異なりますが、低~中等度のストレスでは20~25kcal/kg/day程度と評価できます。 侵襲の程度に応じてREEを推定する 多岐な要因が

第1回 重症患者の栄養管理とは? エネルギー代謝にどんな違いがあるの?
「重症患者の栄養管理」をどう考えればよいのか 「重症患者の栄養管理」を考えることは、災害時の支援体制を考えることに似ています。災害には自然災害もあれば、テロ・内戦などの人為的な災害もあります。また、市町村レベルの災害もあれば、国家存亡の危機に直面する大規模災害もあり

脳卒中急性期の栄養管理 嘔吐・逆流に対する乳清ペプチド消化態流動食の有用性【PR】
POINT ●早期経腸栄養の有用性は各種ガイドラインで示されており、脳卒中急性期も同様に早期経腸栄養が有用である。しかし、逆流・嘔吐を懸念するあまり積極的な開始がなされていない場合が多い。 ●脳卒中急性期の絶飲食・点滴での栄養管理により、消化管の廃用性機能障害や栄

経鼻栄養チューブの挿入の仕方
チューブの違いと選び方 栄養剤の注入は栄養注入用のチューブで行い、ドレナージを目的とした胃管カテーテルによる栄養剤の注入は避けます。 【栄養チューブ】 栄養剤の注入を目的としているため、3.6~12Frと比較的細く、胃壁を損傷しないように先端が丸く閉鎖されています。