「感染症」の記事一覧
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気候・気象と病気の関係
冬になると、特定の疾患が多発したり増悪したりする、と経験的に感じている看護師は少なくありません。でも、それらが本当に気象や環境因子の影響を受けていることに関しては、あまり知られていません。今回は、気象病について解説します。 気象病(季節病)という考え方 私た
感染症が発症したときに重要なことは?
新興感染症と再興感染症の流行の理由 社会の近代化により、重篤な感染症はほぼ制圧されたと考えられていた1970年代初頭。しかし、その数年後には、人類がかつて経験したことのない感染症の病原体が発見され、それによる流行が起こりました。 この感染症を新興感染症といい、
院内感染を防ぐ!インフルエンザ対策
冬季に流行するインフルエンザは、ウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。 小児や高齢者では合併症による死亡例も報告されているように、たかが“かぜ”と軽視してはいけません。 インフルエンザはこんな疾患 ●インフルエンザウイルスによって引
ノロウイルス性胃腸炎対策と看護ケア
インフルエンザとともに、冬季の集団感染の原因として多いのがノロウイルスです。 強力な感染力を持ち、激しい嘔吐と下痢を伴う急性胃腸炎を引き起こします。 ノロウイルスとは?こんな疾患 ●ノロウイルスが病原体となる急性胃腸炎で、強い感染力を示す。 ●感染
SIRS(全身性炎症反応症候群)とは?基準は?
*この記事は2016年7月4日に更新しました。 SIRS(全身性炎症反応症候群)について解説します。 SIRS(全身性炎症反応症候群)とは? SIRS(全身性炎症反応症候群)とは、外傷や熱傷、手術および感染などの侵襲を受けた局所でサイトカインが産
RSウイルスの治療と感染対策について
国立感染症研究所の報告によると、RSウイルス感染症患者数は11月24~30日で5459人に達し、過去最多となりました。 RSウイルス感染症とは? RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。 RSウイルスはどこにでも存在し、
第3回 新型インフルエンザ第2波に備えて
はじめに 新型インフルエンザH1N1型が発生し、水際封じ込め対策としての空港検疫や学校閉鎖等と大騒ぎとなりましたが、取り敢えず沈静化し、弱毒性とわかると日本はあっという間に「いつも通り」に戻ってしまいました。 しかしながら、新型インフルエンザは決して終息したわけではな
第2回 新型インフルエンザ・パンデミックに備えて その2
新型インフルエンザの感染対策 個人防護具PPE (Personal Protective Equipment) たとえワクチンや抗ウィルス薬を十分に準備することが可能でもその効果が確実でないことから、必須の対策は、手洗いと個人防護であると言えます。特に事前の準
第1回 新型インフルエンザ・パンデミックに備えて
看護師の皆様こんにちは、モレーンコーポレーションです。私たちモレーンは、1993年の設立以来、全国の医療機関向けに感染管理(インフェクション・コントロール)を専門にコンサルティング・セールスを行っています。 さて、第1回は、ずばり「新型インフルエンザ対策」。本来なら「感