「感染症」の記事一覧
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蜂窩織炎になってしまった患者さんの看護計画|静脈血栓が要因で蜂窩織炎が生じた
長期臥床による静脈血栓で蜂窩織炎が生じている患者さんに関する看護計画 蜂窩織炎とは真皮から皮下組織にかけて生じる炎症で、血栓や静脈のうっ滞などで浮腫が生じ、皮膚が脆弱になっているところに細菌感染を起こした状態です。今回は長期臥床による静脈血栓で蜂窩織炎が生じた患者さんに対

発熱した患者さんへの看護計画|尿路感染の患者さん
尿路感染症による発熱に対する看護計画 尿路感染症とは腎臓から尿道までの尿路のどこかに生じた感染症です。男性の場合は前立腺や精巣などに生じた感染症も含まれます。入院患者さんの発熱の要因の一つとして考えられる可能性があるため看護計画を立案してみました。 POINT観察計

COVID-19に対する長時間作用型抗体の併用療法「エバシェルド」の特性と期待される役割
2022年9月26日、東京・日本橋ホールの会場とオンラインによるハイブリッドで、アストラゼネカ株式会社によるメディア勉強会が開催されました。テーマは「COVID-19に対する長時間作用型抗体の併用療法「エバシェルド」の特性と期待される役割」で、アストラゼネカ社のワクチン・免疫

HIV感染症の最新治療と今後の展望 ~持効性注射剤による治療で期待されるHIVとともに生きる人々の治療満足度向上~
ヴィーブヘルスケア株式会社が持効性注射剤のHIV治療薬であるボカブリア(カボテグラビル)の国内での製造承認をリカムビス(リルピビリン)との併用にて取得したことを受けて、セミナーが開催されました。その模様をリポートします。 HIV感染症の最新治療と今後の展望-HIV感染症

SIRS(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)診断基準
SIRS診断基準は何を判断するもの? SIRS診断基準は、全身性炎症反応症候群(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)の診断を行うためのスケールです。 SIRSは、1991年に敗血症の定義を明確化するためにアメリカで

[動画]職員の安全確保のための予防接種-マニュアル・アルゴリズムの作り方、接種しない職員のケア-【PR】
医療現場の多くの方が知っておきたい【予防接種】に関する知識 [動画]職員の安全確保のための予防接種-マニュアル・アルゴリズムの作り方、接種しない職員のケア- 感染対策に注目が集まる昨今。院内の感染症対策に効果を発揮するファク

【動画】自己免疫力の向上を目指した栄養管理〜COVID-19患者における当院での経験を踏まえて〜【PR】
2020年9月5日に実施されたWEBセミナー「自己免疫力の向上を目指した栄養管理〜COVID-19患者における当院での経験を踏まえて〜」が動画で見られます。 この動画では、東京医科大学病院 栄養管理科科長、宮澤 靖先生よるCOVID-19に関するさまざまなエビデンスの紹介と

冬と疾患の関連性
今回は、気象条件が身体にどんな影響を与えるのか、また、冬に発症・増悪のリスクが高まる疾患について解説します。 気象の変化と身体のしくみ 気温の変化による影響 まず、気温が下がると、血圧は上昇します。その要因には、「寒い」と感じること自体がストレスになる

気候・気象と病気の関係
冬になると、特定の疾患が多発したり増悪したりする、と経験的に感じている看護師は少なくありません。でも、それらが本当に気象や環境因子の影響を受けていることに関しては、あまり知られていません。今回は、気象病について解説します。 気象病(季節病)という考え方 私た

感染症が発症したときに重要なことは?
新興感染症と再興感染症の流行の理由 社会の近代化により、重篤な感染症はほぼ制圧されたと考えられていた1970年代初頭。しかし、その数年後には、人類がかつて経験したことのない感染症の病原体が発見され、それによる流行が起こりました。 この感染症を新興感染症といい、

院内感染を防ぐ!インフルエンザ対策
冬季に流行するインフルエンザは、ウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。 小児や高齢者では合併症による死亡例も報告されているように、たかが“かぜ”と軽視してはいけません。 インフルエンザはこんな疾患 ●インフルエンザウイルスによって引

ノロウイルス性胃腸炎対策と看護ケア
インフルエンザとともに、冬季の集団感染の原因として多いのがノロウイルスです。 強力な感染力を持ち、激しい嘔吐と下痢を伴う急性胃腸炎を引き起こします。 ノロウイルスとは?こんな疾患 ●ノロウイルスが病原体となる急性胃腸炎で、強い感染力を示す。 ●感染

SIRS(全身性炎症反応症候群)とは?基準は?
*この記事は2016年7月4日に更新しました。 SIRS(全身性炎症反応症候群)について解説します。 SIRS(全身性炎症反応症候群)とは? SIRS(全身性炎症反応症候群)とは、外傷や熱傷、手術および感染などの侵襲を受けた局所でサイトカインが産

RSウイルスの治療と感染対策について
国立感染症研究所の報告によると、RSウイルス感染症患者数は11月24~30日で5459人に達し、過去最多となりました。 RSウイルス感染症とは? RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。 RSウイルスはどこにでも存在し、

第3回 新型インフルエンザ第2波に備えて
はじめに 新型インフルエンザH1N1型が発生し、水際封じ込め対策としての空港検疫や学校閉鎖等と大騒ぎとなりましたが、取り敢えず沈静化し、弱毒性とわかると日本はあっという間に「いつも通り」に戻ってしまいました。 しかしながら、新型インフルエンザは決して終息したわけではな