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【連載】症例ごとに看護計画を紹介!

易感染状態の患者さんに関する看護計画|糖尿病の既往があり低栄養の患者さん

  • 公開日: 2024/5/31

糖尿病と低栄養状態から易感染状態にある患者さんに関する看護計画

 血糖値が高い状態が続くと白血球などの免疫にかかわる細胞の機能が低下するため感染が生じやすくなると考えられます。加えて、高齢者の患者さんは低栄養状態になりやすく感染に対する抵抗力が低くなることからも感染に気を付ける必要があります。そのため、今回は糖尿病と低栄養状態から易感染状態にある入院している患者さんに関する看護計画を立案しました。

POINT

観察計画 O-P 糖尿病の状態(血糖値や薬剤の使用など)とそれに伴って、白血球(好中球)の低下があるかなど、易感染状態かどうかを把握する。感染徴候がないか、バイタルサインや検査値データで確認する。栄養状態も把握しておく。感染が疑われる場合は、必要があれば、画像データも確認する。

援助計画 T-P 離床を促すとともに、食事形態や環境など、患者さんが少しでも食事がしやすい状態に整える。

教育計画 E-P 糖尿病と易感染の関係について説明する。その他、わからないことがあれば、質問してほしいと伝える。

*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。

■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2

看護問題

感染が生じやすくなっている。

看護目標

感染が起きることなく生活することができる

観察計画 O-P

バイタルサインの推移
感染に伴う症状の有無、程度(喀痰、腹痛など)
血糖値の推移
インスリン、血糖降下薬の使用状況
食事摂取量
日中の活動状況
皮膚の状態
排泄状況(排尿回数、排便回数、量、性状、間隔など)
睡眠状況
検査データ(Alb、TP、WBC、CRPなど)
画像データ(X線、CT、エコーなど)

援助計画 T-P

皮膚の清潔を保つ
可能な範囲で離床を促す
食事の摂取量が安定するように環境を整える
医師の指示に基づく薬剤を使用する

教育計画 E-P

糖尿病と感染の関係性について説明する
感染が生じる要因を説明する
わからないことは医療者に伝えてもらうように説明する

看護計画を書くときに参考にしたい記事

糖尿病の看護|分類、治療、合併症、看護計画
【感染症】血糖コントロールの実践方法


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