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循環器科で必要な看護技術を学ぼう!

記事数:9

"看護技術には、清拭やベッドメイキングといったどの科でも共通で使用するものと、特定の科でしか使用しないものとがあります。本連載では、循環器科で必要となる看護技術について、図表やイラストを用いてわかりやすく解説します。"

「循環器科で必要な看護技術を学ぼう!」の記事一覧

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経皮的心肺補助法(PCPS)の看護|観察項目・手順とケアのポイント、アラームとトラブルシューティング

PCPS装着時の観察項目・手順とケアのポイント 駆動装置・回路部分の観察項目・手順  「経皮的心肺補助法(PCPS)装着の準備・介助、合併症」で紹介した合併症が発生していないかの確認が必要です。観察すべき項目はかなり多くなるため、駆動装置の確認、脱血管の刺入部から送血管の刺入

2023/7/10

経皮的心肺補助法(PCPS)装着の準備・介助、合併症

PCPS装着の準備・介助  PCPSを装着し、駆動を開始させるまでの流れは表1のとおりです。PCPS装着は、心肺蘇生と同時並行で行う場合もあり、実際にはもっと複雑になります。  PCPS装着にあたって、回路の充填薬剤、カニューレのサイズ・留置方法(セルシンガー法、セミセル

2023/7/3

経皮的心肺補助法(PCPS)の原理・効果、装置・回路の仕組み、適応・禁忌

PCPSとは  経皮的心肺補助法(percutaneous cardiopulmonary support:PCPS)とは、急性循環不全に対して、機械を用いて循環を補助する治療法のことです。  機械を使って酸素化した血液を送る治療としては、COVID-19重症患者さんの治

2023/6/12

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の看護|目的、適応、観察ポイント、合併症など

PCIとは  PCIとは、経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention)のことで、経皮的に橈骨動脈や大腿動脈などを通してカテーテル(治療デバイス)を冠動脈まで持ち込み、何らかの「介入(インターベンション)」を行う、虚血性心

2023/4/30

心エコー検査の看護|目的、種類、検査結果の見方など

【関連記事】 ● 「心不全」への輸液療法|インアウトバランスから見る! ● 心不全による消化器症状(嘔吐、便秘など)とは? 心臓超音波検査(心エコー検査)とは  心臓超音波検査(以下、心エコー検査)は、心臓近くの胸壁に超音波をあててその反射波を画像化し、心

2021/1/14

ホルター心電図の看護|検査の手順と注意点、トラブル時の対応

ホルター心電図とは  ホルター心電図は24時間心電図検査ともいわれ、日常生活中の心電図を記録し観察する検査です。  一般的な12誘導心電図検査では、ベッドに臥床した状態で短時間での観察となりますが、心臓は絶え間なく拍動を繰り返しており、睡眠中や運動中など行動パターンに

2021/1/8

ペースメーカーの看護|術前術後の観察項目・注意点・禁忌など

【関連記事】 ●【12誘導心電図】正しい手順、電極の貼り方、貼付部位の探し方 ●心電図で使う略語・用語を知っておこう ペースメーカーとは  心臓には、刺激伝導系という自ら神経の役割も果たす特殊な心筋があります(図1)。刺激伝導系には、洞結節から

2020/6/14

心臓カテーテル検査の看護|手順・合併症ケア・観察項目

【関連記事】 ● 心不全薬の種類・作用機序 ● 連載「循環器科で必要な看護技術を学ぼう!」 心臓カテーテル検査とは  直径1mm程度の細く柔らかい管を、血管内から大動脈や心臓内に挿入して行う検査です。穿刺する場所は大腿の付け根、手首、腕、頸

2020/5/8

心嚢ドレナージの看護|挿入の手順と観察項目、合併症

心嚢ドレナージとは  心臓の周囲は2枚の心膜で覆われており、この2枚の膜の間の部分を心嚢といいます。心嚢内には10~20㏄程度の心嚢液があり、心臓が収縮や拡張するときに潤滑油の役割を担っています。  何らかの原因で多量の心嚢液が貯留して、心機能に障害が生じる状態が心タ

2020/4/26