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【連載】注射・輸液・採血のギモンに答える

静脈注射(ワンショット・点滴)の合併症(感染・静脈炎・神経損傷など)への対応

  • 公開日: 2015/4/16

静脈注射(ワンショット・点滴)は毎日頻繁に行われます。侵襲的な手技であるため、合併症を伴うことがあります。今回は、最低限知っておきたい合併症への対応方法を紹介します。


1「痛み」「しびれ」を言える環境を作る

静脈注射の合併症は、感染・静脈炎・血管外漏出・神経損傷などがありますが、そのサインとなるのが、痛みやしびれです。

これらは自覚症状なので、患者さんが訴えやすい環境を作ることが大切です。

ラウンドや検温のときに、穿刺部やその周囲を観察することに加え、合併症のリスクが高いと判断した患者さんには、痛みやしびれの有無を聞きます。

2 血管外漏出したときは、まず「止める」

静脈注射中に、痛み・圧痛・腫脹・熱感・発赤が生じた場合には、血管からの薬液の漏れ (血管外漏出)を疑います。

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