マンガでわかる! 意識レベルのアセスメント
- 公開日: 2014/5/28
意識レベルをアセスメントするためには、程度・経時的変化を客観的に観察し、記録していくことが大切です。
今回は意識レベルの
1. 「簡略的なみかた 3STEP」
2. 「詳細なみかた(JCSとGCS)」
について、マンガでわかりやすく解説します。
▼バイタルサインについて、まとめて読むならコチラ
バイタルサインとは|目的と測定の仕方、基準値について
簡略的なみかた 3STEP
STEP1 呼びかける
STEP2 刺激する
STEP3 痛み刺激を与える
【※やってはいけない刺激方法】
詳細なみかた JCSとGCS
医療現場では患者さんの状態を正確に伝えるために、以下2つの意識レベル分類を使っています。(日本ではJCSが一般的です)
1. Japan Coma Scale
(ジャパン・コーマ・スケール、略:JCS)
別名:3-3-9度方式
2. Glasgow Coma Scale
(グラスゴー・コーマ・スケール、略:GCS)
JCSとは
JCSは、患者の意識レベルを9つに分類(大分類:3パターン × 小分類:各3パターン)する測定手法です。
大分類
1. Ⅰ:覚醒している
2. Ⅱ:刺激すると覚醒する
3. Ⅲ:刺激しても覚醒しない
※小分類についてはこの後、解説します。
報告・記録のしかた
「Ⅱ-20」などと、大分類と小分類をセットにして報告・記録します。
「Ⅰ:覚醒している」の分類
「Ⅱ:刺激すると覚醒する」の分類
「Ⅲ:刺激しても覚醒しない」の分類
次ページでは「Ⅰ:覚醒している」の分類について、具体的なアセスメント方法を解説します。