「治らない認知症」と「治る認知症」
- 公開日: 2015/1/5
「治る認知症」における看護師の役割について解説します。
「治らない認知症」と「治る認知症」
認知症は「一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会活動に支障をきたすようになった状態」です。
原因疾患には、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症が挙げられますが、そのほかにもさまざまな疾患が認知症の原因となり得ます。
可逆性認知症と称されるものもあり、うつ病による仮性認知症、薬物惹起性の認知症など、一時的に認知症であっても何らかの対応により認知症が治る「治る認知症」がこれにあたります。
認知症の治療において最初に行わなければならないのが、「治る認知症」と「治らない認知症」の鑑別診断です。
例えば、看護師の皆さんが、認知障害が続いている術後の患者さんを担当したとします。さて、この患者さんは認知症でしょうか。
参考になった
-
参考にならなかった
-