1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 急変対応
  5. 急変サイン・徴候
  6. 第3回 急変時に生き残るために抵抗する身体「生き残りシステム」を理解する!②

【連載】何かヘンだ”がわかる! 急変前に気づく五感アセスメント

第3回 急変時に生き残るために抵抗する身体「生き残りシステム」を理解する!②

  • 公開日: 2015/8/16

はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。

この連載では、急変前の「何かヘン」と感じる患者への直感的な違和感について解説し、急変を見抜く力を養います。


「生き残りシステム」が活性化すると・・・

生命を脅かす事態が発生すれば、「生き残りシステム」は自動的に、本人の意思に関係なく活性化します。「生き残りシステム」は生命の危機を乗り切るための、全身性の抵抗手段を持っています。

“お決まりの抵抗手段”

「生き残りシステム」の抵抗手段は4つしかありません。この “お決まりの抵抗手段”で戦います。具体的には以下のとおりです。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

発熱している患者さんのアセスメントと対応

事例紹介 患者背景 Nさん、50歳代、女性 ・身長154cm、体重72kg、BMI 30.4kg/m2 ・既往歴:なし ・内服歴:なし 現病歴 右大腿骨遠位下部粉砕骨折により手術を実施。術後は右大腿から下腿遠位にかけてシーネ固定を必要としたが、本日、手術後1

2021/7/15