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容姿が損なわれた人の「生きづらさ」解消へ導いた壮絶な生涯

  • 公開日: 2016/6/1
  • 更新日: 2021/1/18

外見の変化を伴う怪我や病気をしたときに—勇気づけられる1冊

著者のアラン・ブレスローは、1963年ニューヨークで飛行機事故により、全身に熱傷を負いました。
5年にわたる入院生活の中で、52回の手術を経験、生死の境を二度越えて生還しました。
その結果、彼の容姿は事故の前と大きく変わりました。
その後、ブレスローは慈善団体「The Phoenix Society for Burn Survivors」を創設、50年以上にわたり、熱傷のために容姿が変わってしまった人びとが、日々の生活で直面する問題や困難へ対処するためのサポー ト活動に従事してきました。

世の中には「容姿が損なわれている」と感じている人や、人からそのように見られている人が数多くいます。
このような人々の「生きづらさ」を解消するためには、自分たちがなぜ凝視され、拒絶され、いじめられるのかということの根幹を理解することが助け となります。
この考え方は、外見にレッテルを貼られたすべての人に当てはまります。

本書を通して、人と異なった容姿をした人が、それを受け入れ、もっと人生を楽しめるようになることを願います。
また、容姿だけでなくあらゆる場面で、災難や困難を克服するには、まず自らの態度や考え方を変えることが助けになります。人生に悩んだ経験のある 人には参考になることでしょう。

書籍紹介

容姿は変わっても—–人と異なって見えることへの対処法』
THE BEAUTY OF DISFIGUREMENT —–How to Cope with Looking Different
アラン・へフリー・ブレスロー 著
手島正行/手島彩 訳
静岡学術出版 発行
定価:本体1,200円(税別)

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