開放式ドレナージと閉鎖式ドレナージの注意点
- 公開日: 2017/9/9
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ドレーンとは|ドレーンの種類と管理
Q. 開放式ドレナージと閉鎖式ドレナージ、観察・管理をするうえで具体的にどんな点に注意が必要ですか?
A. ドレナージ回路の構造の違いによって、ドレーンの意図しない抜去や感染のリスクなど、観察のポイントは異なります。
開放式ドレーンの観察・管理上のポイント
Point1 ドレーンの自然抜去や埋没に注意!
開放ドレーンは体外部が短く、自然抜去や腹腔内への埋没が起こりやすいことに注意が必要です。自然抜去によりドレナージが行えなくなってしまったり、埋没により腹腔内臓器損傷といった影響を及ぼしたりします。そのため、
①ドレーンに損傷がないこと、②ドレーンの長さや位置、方向に変化がないこと、③固定にゆるみがないこと、
をこまめに観察することが重要です。安全ピンを用いる場合には、ドレーンに対して安全ピンが水平にならないように固定しましょう。
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