骨粗鬆症の看護のポイント
- 公開日: 2019/4/9
早期発見と適切な治療につなげるために
骨粗鬆症を治療するには、まず骨粗鬆症の患者さんをみつけることからはじめなければなりません。骨粗鬆症自体は無症状のため、問診や骨密度測定で、より早期に患者さんを発見することが重要です。また、すでに治療中の患者さんへは治療が継続できているか、できていない場合は要因がどこにあるのかを見極め、対処法を考えなくてはなりません。
ここでは、整形外科外来、病棟(整形外科・整形外科以外)での看護のポイントを解説します。
<整形外科外来編>
骨粗鬆症の患者さんを見つけるには、腰痛で来院したときなどがチャンスです。例えば、『「腰痛で来院した40歳以上の女性」「骨折で来院した40歳以上の患者さん」には全例で骨密度を測定する!』といったように院内ルールを決めてしまうと、治療対象の患者さんを見つけ出すのが容易になり漏れも少なくなります。待合室の患者さんの目の届くところにポスターを貼ったり、FRAX®問診表を置いたりすることも啓発につながります。
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