【事例5】末期・終末期にある患者の看護 ~最期まで自宅で過ごしたいという思いをかなえるための支援~
- 公開日: 2020/1/20
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事例紹介
Eさん、70歳代後半、男性
既往歴
陳旧性心筋梗塞〔冠動脈バイパス術(CABG)+経皮的冠動脈形成術(PCI)〕、発作性心房細動、両室ペーシング機能付き植込み型除細動器
家族背景
妻・長男家族と同居
心機能
左室駆出率(LVEF)17%、左室拡張末期径/左室収縮末期径(LVDd/LVDs)82/70mm、PR(+)、MaxPG46mmHg、左室モヤモヤエコー、僧帽弁閉鎖不全症(MR)Ⅱ~Ⅲ
入院までの経過
X年:動悸・息切れ受診→冠動脈カテーテル検査(CAG)→3枝病変→冠動脈バイパス術+僧帽弁形成術(MAP)
X+2年:経皮的冠動脈形成術
X+10年1月:心不全→虚血性心筋症(ischemiccardiomyopathy:ICM)
X+11年1月:心不全→除細動+心臓再同期療法植え込み、体重64kg(入院時)→61.1kg(退院時)
X+11年8月:心不全、体重60.4kg(入院時)→56.75kg(退院時)。訪問看護師導入
入院時の状況
X+11年10月:心不全、体重55kg(入院時)数日前より呼吸困難・倦怠感が増悪していた。夜間トイレへの移動に伴い、症状が増悪したため、救急搬送され緊急入院となった。