ハラスメントに負けない心をつくろう!
- 公開日: 2019/8/24
状況により揺れ動く幸福感
皆さんは、今の自分の幸福度に点数をつけるとしたら何点でしょうか。幸福感が強い人もいればそうでない人もいると思いますが、筆者は、日々幸福感に包まれる人生を過ごしたいと願っています。きっと、皆さんもそうではないでしょうか。
何か欲しいものを手に入れたり、ずっと取りたかった資格を取得したり、目標を達成したりしたとき、人間は幸福を感じます。心穏やかに過ごせているときも、じんわりと幸せを感じますし、子どもや新人の成長を感じたときにうれしくなったり、飼っているペットがいびきをかいて寝ている姿を見ても、ほのぼのとした気持ちになれます。
このように、心が平穏であるときに私たちは幸福を感じるものです。逆に、誰かの言動にイラッとしたり、誰かの不用意な言葉にがっかりしたり、落ち込んだりして心が波立っているとき、私たちは幸せにはほど遠い状況にあります。「どうしてあの人はあんな言い方しかできないんだろう?」「あーあ、また感情で怒鳴ってスタッフを泣かせちゃった。ダメだなぁ。人のこと言ってる場合じゃないな……」など、とかく人と人とのコミュニケーションは難しいものです。
また、「まだこんなやり方してるの!?この病院ってレベルが低すぎるっ!」「こんなところでよい看護なんてできるわけない!」など、自分自身の感じ方によっても私たちの心は簡単に揺らいでしまい、幸福感が遠のきます。