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フィリップス、日本初のエキシマレーザを利用した下肢用カテーテルを2種類発表!

  • 公開日: 2020/4/15

2020年4月2日、株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸)は、下肢末梢動脈治療用レーザカテーテルの新製品「エキシマレーザTurboカテーテル(エキシマレーザ・ターボ・カテーテル)」の保険償還が2020年4月1日付で開始され、順次販売を開始したことを発表しました。

 エキシマレーザTurboカテーテルは、これまで冠動脈の治療用に使用されていたエキシマレーザを利用したカテーテル技術を、下肢用に応用させたものです。この技術は、「エキシマレーザ血管形成装置」で発生させたレーザエネルギーをカテーテルの先端から照射し、大腿膝窩動脈に留置されたステント内における再狭窄や再閉塞病変の動脈硬化組織を分解、蒸散させ、血行の再建を行うことができます。

 末梢血管内治療の選択肢として、バルーン拡張後に状態維持を目的としたステント留置術が有力ですが、ステント留置後に一定頻度でステント内再狭窄(ISR)が発生することが報告されています。米国で、大腿膝窩動脈におけるISRに対して、エキシマレーザと一般的なバルーン治療の有効性と安全性について評価を行ったEXCITE ISR試験が実施され、エキシマレーザ群の優越性が示されました。

 エキシマレーザTurboカテーテルには「Turbo Elite (ターボ・エリート)」と「Turbo Tandem (ターボ・タンデム)」の2種類があり、使用方法に応じて選択できます。

①「Turbo Elite(ターボ・エリート)」(OTWタイプ)
ガイドワイヤ挿入方法がオーバー・ザ・ワイ ヤ式のカテーテルです。

②「Turbo Tandem (ターボ・タンデム)」(ガイディングカテーテル付属OTWタイプ)
蒸散可能な内径範囲を拡大するため、カテーテル先端部に偏心性を持たせるガイディングカテーテル付属のオーバー・ザ・ワイヤ式のカテーテルです。

参考URL
心臓カテーテル治療あるいは経皮的冠動脈形成術(りんくう医療センター).P8(2020年4月10日閲覧)http://www.rgmc.izumisano.osaka.jp/04-department/0070-circulatory/dl/chiryo.pdf

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