1. トップ
  2. 看護記事
  3. 注目ピックアップ
  4. 第21回 上腕ポートについて

【連載】看護師のための輸液講座

第21回 上腕ポートについて

  • 公開日: 2011/3/22
  • # 注目ピックアップ
  • # 中心静脈カテーテル

ポート(図1)。既に説明しましたね。使用方法、合併症、利点や欠点、などについてはもう理解していただいていると思います。 さて、ポートを使う目的は何だったでしょうか?具体的なことは別にして、とにかく、ポートを使わない期間には投与ラインから解放され、さらにポート自体が皮下に埋め込まれているため体外部分がない、だから安心してシャワーを浴びたり入浴したりすることができる、でしたね。QOLの維持・向上が主な目的でもあります。
主としてポートが埋め込まれているのは、前胸部です。ここに、いわゆる傷をつけ、胸に硬い器具を埋め込む、この手技自体がQOLを低下させているのではないか、ということも考える必要があります。それを考えて考案したポートが、今回のテーマである「上腕ポート」です。私は「もう1ランク上のQOL」と表現しています。

ポートの写真

上腕ポートとは

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

医療現場の「声」を「強み」に変える「ナース専科 職場診断」 【PR】

医療現場にとって人材の確保や定着は喫緊の課題です。看護職の採用や定着においては、働きやすい環境を整え、数だけではなく長く活躍してくれる人材を見極め、適切にアプローチすることが大切です。しかし職場改善の視点や自らの職場の強みは、自分たちではわかりづらいものです。

2025/6/10