第21回 上腕ポートについて
- 公開日: 2011/3/22
ポート(図1)。既に説明しましたね。使用方法、合併症、利点や欠点、などについてはもう理解していただいていると思います。 さて、ポートを使う目的は何だったでしょうか?具体的なことは別にして、とにかく、ポートを使わない期間には投与ラインから解放され、さらにポート自体が皮下に埋め込まれているため体外部分がない、だから安心してシャワーを浴びたり入浴したりすることができる、でしたね。QOLの維持・向上が主な目的でもあります。
主としてポートが埋め込まれているのは、前胸部です。ここに、いわゆる傷をつけ、胸に硬い器具を埋め込む、この手技自体がQOLを低下させているのではないか、ということも考える必要があります。それを考えて考案したポートが、今回のテーマである「上腕ポート」です。私は「もう1ランク上のQOL」と表現しています。
上腕ポートとは
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