第4回 ボディイメージの変化の受容へのサポート
- 公開日: 2014/3/9
(協賛 株式会社ジャンパール)
乳がん術後の患者さんは、肌トラブル、リンパ浮腫、ボディイメージの変容など多くの問題に直面します。
最後まで治療をやり抜くためには、患者さんへの看護師による適切なセルフケア支援が欠かせません。
患者さんの抱える問題を軽減し、よりよいQOLを保てる指導をすることが重要です。
看護師が行うべきセルフケア支援の方法を、具体例と共に実践的な講義の中からお伝えします。
変化の受容を支援することで、治療に取り組めるようになる
大野さんは「患者さんは悲しみを乗り越えボディイメージの変容を受け入れられると、前向きに治療に取り組めるようになる。受容段階を見極めた看護師の支援が欠かせない」と述べました。
患者さんが混乱し悲しむ理由、身体の変化に対する反応を理解して、段階に応じた目標を設定することで効果が高まります。
例えば、傷跡を見られない患者さんには、服の上から傷跡に触れることを最初の目標とし、それができたら直接触る、そして見る、という具合に段階を踏むことで受容を後押しします。
そして、受容を促すためのツールとして、補整下着の有効性を提示。
術前にサイズを計っておく、術後に切除部位の重さを伝えるなどの工夫で、下着選びがスムーズになると話し、選び方のポイントとして、肩ひもの幅が広く胸元の開きが小さいこと(しっかり包み込み、パッドが出ない)、ワイヤーがないこと(リンパ浮腫の予防になる)など実物を示しながら説明しました。
乳房再建時は、拡張器の影響も考慮すべきであることにも触れました。
さらに、補整下着が患者さんに合っているかを判断し、適切な指導をするためにも、看護師は新しい情報や的確な相談先などを日頃から知っておく必要があると強調しました。
セミナーで紹介した補整下着の問い合わせ
KEA工房 TEL:0120-36-2727
ワコール リマンマ TEL:0120-037-056
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株式会社ジャンパール
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