最終回 【空気・飛沫・接触編】感染予防策の対応
- 公開日: 2015/11/28
- 更新日: 2021/1/6
これまで経路別予防策について解説してきました。最終回の今回は、接触感染予防策について解説します。
Q 接触感染予防策の対応として誤っているものはどれですか
(1)感染性胃腸炎、クロストリジウムディフィシルによる感染症患者さんに対応した後は基本的に石けんと流水による手洗いを行う。
(2)同じ患者さんであっても部位の異なる処置時には手袋の交換と手指衛生が必要である。
(3)患者さんの移動は最小限とし、移動時は感染源や感染部位が周囲に接触しないように防護策を講じる。
(4)血圧計、聴診器、体温計などの医療器具は患者さんごとに専用にするのが望ましい。
(5)患者さんの病室は個室・多床室の選択は、排菌の状態、同室の患者さんや共有環境への影響などを勘案して選択する。
(6)接触予防策実施時はビニールエプロンよりアイソレーションガウンを選択するほうがよい。
(7)汚染が予想される環境表面は、低水準消毒薬あるいはアルコールを用いて1日1回以上清掃する
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