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【連載】症例ごとに看護計画を紹介!

感染リスクに対する看護計画|尿路感染症のリスクのある患者さん

  • 公開日: 2022/6/28

尿路感染症リスクに対する看護計画

 尿路感染症とは腎臓から尿道までの尿路のどこかに生じる感染症であり、男性の場合は前立腺や精巣などに生じた感染症も含まれる。基礎疾患の有無で単純性もしくは複雑性に分類され、年齢や性別を問わず発症する可能性がある。また、ADL低下による長期臥床や手術などで膀胱留置カテーテルを使用する場合も発症リスクがあるため看護計画を立案してみました。

POINT

観察計画 O-P 検査データなども含めて尿路感染症の徴候や症状がないかを確認する。

援助計画 T-P 予防のためには排尿を我慢しないことと、こまめに水分補給行うことが大切。

教育計画 E-P 尿路感染症予防のために必要なことを伝える。また、自身でも徴候に来づけるよう症状などを説明する。

*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。

■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2

看護問題

尿路感染症の発症リスクがある

看護目標

尿路感染症を発症しない
尿路感染症の予防行動ができる

観察計画 O-P

尿量、色調、混濁の有無、程度
排尿時痛、残尿感の有無、程度
腰部叩打痛の有無、程度
排泄状況(排尿の回数、時間間隔など)
随伴症状(倦怠感、不眠など)
夜間の睡眠状況や日中の活動状況
食事や飲水摂取状況
検査データ(WBC、CRP、尿検査など)
画像データ(腹部エコー、CTなど)

援助計画 T-P

排尿しやすい環境を整える
必要に応じて水分摂取を促す
医師の指示に基づく薬剤(抗菌薬、鎮痛薬など)を使用する

教育計画 E-P

水分摂取の必要性について説明する
患者自身でも尿の色調や混濁などについて確認してもらうように説明する
今後の予測される経過について説明する

看護計画を書くときに参考にしたい記事

 

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