第2回 訪問看護の流れとは
- 公開日: 2009/4/21
訪問看護の対象者
疾患名、病態、年齢、性別、国籍などは問いませんただし、常時モニター管理が必要な方は対象外となっています。即時の判断や対応などICUやCCUレベルの入院環境が必要な方以外は、本人ならびに家族の思いがあれば、在宅で引き続き療養生活を過ごすことが可能です。
年齢や健康・医療のレベルを問わずに、療養上必要なケアや医療的処置・情報の提供や指導などを行います。病院と違って、生活の面から捉えたその人に必要な医療やケアを行います。この訪問看護サービスを提供しているのは、看護師もしくは保健師等です。
訪問看護の提供するサービス内容
訪問看護では、主に以下のようなサービスを提供します。
- 病状の観察を行い、悪化予防への対処や工夫、医師への情報提供、ご本人やご家族への説明や指導
- 療養上必要な医療的処置実施や医療機器管理の指導。例えば、以下のようなもの 1)IV療法(高カロリー輸液、補液) 2)経管栄養 3)人工肛門 4)カテーテル(各種)挿入患者の看護 5)創傷ケア 6)酸素療法 7)人工呼吸器管理
- 終末期にある方への援助や看取りについて説明や指導
- 認知症などの相談や対応
- 拘縮予防や機能の回復、嚥下機能訓練等の在宅でのリハビリテーション
- 療養上の諸問題の対応や相談
- 福祉用具や社会資源などの情報の提供や用具の選定
- 低栄養や運動機能低下を防ぐアドバイス
- 主治医をはじめとする関係機関との連携や調整
参考になった
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参考にならなかった
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