「老年看護」の記事一覧
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転倒転落リスクに対する看護計画|高齢で転倒の恐れがある患者さん
高齢の転倒転落リスクに関する看護計画 加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくなる可能性が考えられるため看護計画を立案してみました。 POINT観察計画
セルフケア不足の看護計画|高齢による認知機能低下がみられる患者さん
高齢による認知機能低下に関連したセルフケア不足(排泄、食事や飲水など) 認知症と診断されていなくても認知機能の低下を認めることがあり、その度合いによって日常生活に支障をきたすことがあります。なんらかの疾患により入院してきた高齢の患者さんの様子から日常生活に支障が出ているの
高齢者のスキンケア|皮膚の特徴、トラブル発生のリスクとスキンケア【PR】
高齢者の皮膚は加齢に伴う変化などにより、スキントラブル発生のリスクが高くなります。この記事ではどのようなスキントラブルのリスクがあるのか、スキンケアをどう行うとよいのかを解説します。 高齢者の皮膚の特徴 高齢者の皮膚は、加齢に伴い菲薄化や扁平化、張力の低下、乾燥(ド
いつでも・どこでも・誰でもレクチャー~認知症対応力向上を目指した院内教育ガイドの作成~
※「2.院内教育ガイドの作成」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 1.認知症対応力向上を目指した院内教育ガイド作成の経緯 日本の後期高齢者人口、認知症高齢者人口が急増するなかで、療養場所を問わず、看護師には、加齢に伴う認知機能障害や認知症について知
不安を「見える化」して認知症の世界を知る~Team Care Drama(TCD)の開催~
※「2.TCD開催のきっかけ」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 1.Team Care Drama(TCD)のスタート 当院では、認知症ケアのさらなる充実を目指し、認知症ケアマニュアル(以下、マニュアル)の改訂を行いました。しかし、マニュアルを作
臨床的認知症尺度(Clinical Dementia Rating:CDR)
1.このスケールは何を判断するもの? 臨床的認知症尺度(Clinical Dementia Rating:CDR)とは、認知症の重症度を評価するためのスケールの一つです。このスケールの特徴は、認知機能や生活状況などに関する6つの項目を診察上の所見や家族など周囲の人
【事例】インフルエンザを発症した認知症高齢者の感染管理~患者の不安を軽減し、病室内で過ごせるよう工夫することで感染拡大を防ぐ~
※「■インフルエンザA型を発症」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 事例紹介 Aさん、90歳、女性、アルツハイマー型認知症 ・障害高齢者日常生活自立度:A2、認知症高齢者の日常生活自立度:Ⅱ b、臨床認知症評価尺度(Clinical Dem
リスクはあっても尊厳は保つ!~高齢者の生活に重点をおいた感染対策~
高齢者の感染管理における課題 1.標準予防策の不徹底できていそうでできていない手洗い 高齢者は、加齢に伴い生体防御機能が低下し、感染しやすくなるといわれています。病原性の低い微生物でも感染症を発症することがあり、重症化しやすく、注意が必要です。
高齢者ケア・認知症ケアは病棟師長(看護管理者)で決まる!~みかたを変える看護管理~
※「2.病棟師長が認知症の知識をもつ」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 病棟師長の皆さんは、認知症ケアについてどのくらい関心をもっているでしょうか。自分の親だったらどのような認知症ケアを受けてほしいか、自分だったらどのような認知症ケアを受け
Challenge! 高齢者ケア~高齢者のみかたを変える~
※「高齢者や認知症に対するみかたのバリア」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 1. はじめに―――逆転の思考 青梅慶友病院(以下、当院)は2018年現在、許可病床数736床、入院患者の平均年齢約89歳、平均入院期間3年5カ月、9割が認知症を
改訂 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
1. このスケールは何を判断するもの? 「改訂 長谷川式簡易知能評価スケール」は簡易的に認知機能を評価するために用いられるスケールです。見当識・記銘力・計算・逆唱・物品再生・言語の流暢性など9つの項目から構成され、被験者に質問を繰り返す方法で評価を行います。被験者
フレイルの評価基準(J-CHS基準)
1. このスケールは何を判断するもの? 「Friedらのフレイルの評価基準(以下CHS基準)」は、高齢者のフレイルの程度を評価するためのスケールです。日本においては、CHS基準をより簡便にした「J-CHS基準」が作成されています。 フレイルとは、加齢によっ
第15回 巻き爪③~症例でみるケアの実践
今回は巻き爪のケア実践として症例をご紹介したいと思います。 治療にかかわるドクターのいない高齢者施設(ディサービス、サテライトなど)や、在宅、障がい者施設、治療を希望されない外来などでフットケアを行うときにどこまで行えばいいのか看護の範囲で悩むことが多いです。 私は、
第12回 高齢者のフットケア
前回の子供のフットケアはいかがでしたか? 子供たちより多彩な理由でフットケアが必要なのは高齢の患者さんですね。 特に糖尿病や血管系、免疫系の疾患をお持ちの方は予防も大切です。 今回からは高齢者のフットケアの実践です。 1.高齢者の特徴 フットケ
第38回 認知症で食欲不振から脱水になった患者さん
今回の事例のように高齢の患者さんの場合、在宅に戻ったときにどのようなリスクがあるのかも念頭に置いてアセスメント・ケアを行っていくとよいでしょう。 [はぴぃさん から提供された事例] 80歳代の認知症のある患者さん。食欲不振から脱水となり入院となりました。維