「術前・術後管理」の記事一覧
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意思疎通が困難な小児に対する術後の鎮痛剤投与のタイミングはどう判断する?
Q 小児(特に障害児)は痛みの程度をうまく訴えることができず、鎮痛剤を使ってよいのかどうか迷います。鎮痛剤の使用のタイミングをどのように見極めるとよいでしょうか。 A 受け持ちの看護師や保護者からの情報と術式から痛みを予測し、投与のタイミングを図りましょう。
急性疼痛に対する看護計画|肺がんの術後の患者さん
肺がん術後の急性疼痛に対する看護計画 手術に伴う侵襲や胸腔ドレーン挿入による侵襲で患者さんの安楽が障害されるリスクを考慮して計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P 患者さんの状態を把握するための情報を集める。肺がんの術後のため、留置しているドレーンの観察と
【術前・術後ケア】チームリーダー実践の場面 ~直腸がん患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●入院している患者の一部分だけを捉えるのではなく、患者の全体像を把握します。 ●後輩看護師、先輩看護師の懸け橋となることが、中堅看護師の役割です。 ●患者を中心としたチームの対話で患者のケアが生まれます。 事例紹介
【術前・術後ケア】重症度が高い病態の患者を受け持った場面 ~大腸穿孔患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●患者の「今」に捉われず、患者を点ではなく線として看ることが重要です。 ●業務優先の看護になってしまうことはありますが、そのことに気づき、気づいた時点で修正を行うことが大切です。 ●中堅看護師としての気づきをきっかけに、チーム
【術前・術後ケア】患者が周術期に抱く不安に対応する場面 ~直腸がん患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●患者が自分らしく過ごせるように支えます。 ●患者の不安は何なのか、漠然とした言葉にならないものなのか、具体的なものなのかを明らかにします。 ●チームで患者を看ます。 ●確実なケアは信頼につながります。 事例紹介 Bさ
【術前・術後ケア】患者中心の医療を調整する場面~乳がん患者へのケアより~
私の看護のエッセンス ●患者中心の医療とは、患者の意思決定のプロセスを支援し、患者を取り巻くさまざまな人がつながれるよう、その連携を図っていくことが、看護師の大きな役割となります。 ●患者の不安、日常生活での影響について一番身近な存在である看護師が情報
聖路加国際病院での術後回診チーム(Acute Pain Service)
当院の術後回診チーム(APS;Acute Pain Service) 術後回診チーム(APS;Acute Pain Service)とは 当院では2016年よりAPSの活動を開始しました。APSのメンバーである麻酔科医師1名、周麻酔期看護師1名が主に術後1日
症例から学ぶ! 術後痛管理の実際
前回、さまざまな鎮痛方法を紹介しました。今回は症例を提示し鎮痛方法の実際を解説していきます。 症例1 事例紹介 70歳、男性、身長175㎝、体重58㎏、特に既往のない患者 診断:下部胆管がん 術式:膵頭十二指腸切除術 麻酔方法:硬膜外麻酔(カテーテル挿入部
手術によるDVTのリスクはどう評価して、予防する?
DVTとは DVT(deep vein thrombosis)とは深部静脈血栓症のことで、皮膚を見たときに浮き出ている表面の静脈ではなく、身体の深いところにある静脈に血の塊ができ、栓をして流れを止めてしまう疾患です。足の静脈にできることが多く、血栓が血流に乗って肺動脈
術後痛管理の実際〜さまざまな鎮痛方法〜
鎮痛方法には代表的なものに薬物療法、理学療法、精神・心理学療法などがあります。今回は術後痛の管理で身近に行われている薬物療法について解説していきます。薬剤を用いて行われるさまざまな鎮痛方法と、それらの鎮痛方法を用いてより効果的に術後鎮痛を行う方法を紹介していきます。
術前抗菌薬の適切な投与時期はいつ?
ここで解説する内容はすべて一般的な手術を受ける場合の術前の抗菌薬投与の話です。手術とは関係なく、術前から治療として抗菌薬投与が必要な疾患をもっている場合などでは、その疾患の治療も必要となりますので医師の指示を確認しましょう。 無菌操作であれば菌はゼロ?
術後痛の種類や機序とは
「術後痛」を知る 例えばどこかにぶつけたり、切ってしまったりと今までの痛い経験から、手術をしたことがない人でも傷の大きさなどから何となく術後の痛みを想像できるでしょう。ただ、「ズキズキ」「おもい」など患者さんの痛みの表現はさまざまで、日々のケアで戸惑うこともあ
術後疼痛管理とは
術後疼痛管理とは痛みを抑えるだけではない 手術を受ける患者さんにとって、術後の痛みは誰もが心配なことでしょう。体表面の傷、お腹や肩、頭痛など様々な場所で術後に痛みが出る可能性はあります。術後にはズキッとした疼(うず)くような痛みだけでなく、ズーンと鈍い感じ
術前・術後の看護(検査・リハビリテーション・合併症予防など)
患者さんが問題なく手術を受け、スムーズに回復していくためには、周手術期をトラブルなく過ごせるよう介入しなければなりません。 術前の検査 術前は、手術のための検査と、手術を受ける準備を行います。 患者さんに検査を受けてもらい、手術を受けても問題ない状態であるかを
手術体位の目的、体位調整と注意点とは?
手術をする際にはそれぞれの術式に合わせた体位を取る必要があります。手術室の看護師は外科医師、麻酔科医師と協力しながら体位を作っていきます。体位を取る上で、重要なポイントについてお話していきます。 【関連記事】 ● 手術室での患者さんの体温変化と体温管理の必要