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【高ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント
高ナトリウム血症の原因 体内の水分に比べてNaが過剰にある状態、あるいはNaに対して水の喪失が顕著に生じた状態で、「血清Na値が150mEq/l以上」と定義されています。 Na濃度が上昇すると血清浸透圧も上がり、体液は浸透圧によって細胞内液から細胞外液

下痢のとき、 まずどうする?下痢しやすいおもな薬剤
A 原因によって対処が異なるので、原因を見極めます 下痢の主な原因には、以下4つがあります。 ①浸透圧性下痢:未消化の大量の食物等により腸壁から大量の水分が分泌する ②滲出性下痢:細菌やウイルスにより腸粘膜が炎症を起こす ③分泌性下痢:難治性潰瘍な

【低ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント
【電解質異常のまとめ記事】 ■電解質とは?身体のしくみと電解質異常 【関連記事】 * 【高ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント * ナトリウムの調整機序 3つのポイント 低ナトリウム血症とは? 血清ナトリウム濃度が135mEq/l未満の場合を低

【頻回な夜間のトイレ、便秘の看護など】排泄ケアのアセスメントの3つのポイント
治療をスムーズに進めるため、あるいは安全・安楽に支援するために、高齢者特有の症状や機能低下について解説します。 排泄 1 頻回な夜間のトイレ──頻尿なのか、不眠なのかを見極める 患者さんが頻尿の場合、排尿状況を確認し、その原因を考えます。排尿状況の確

嚥下訓練とは? 摂食・嚥下訓練の目的・対象・実施ポイント
がんのリハビリテーションでは何を行い、看護師はどのようにかかわることができるのでしょう。看護師に求められる役割、国立がん研究センター東病院の皆さんに話を聞きました。 摂食・嚥下訓練の目的 口の中で食べ物を咀嚼し食塊を形成するためには、顎、舌、頬、歯、口

ナトリウムの調整機序 3つのポイント
ナトリウムの調整機序 ポイント1 Naバランスが細胞外液量を決める Naは細胞外液の主要な陽イオンで、体内の総Naの量が細胞外液量を決めます。その調節は、主に食事からの摂取と腎臓からの排泄によって行われます。 1日の食塩(NaCl)摂取量は成人で

Q.血清カリウムが下がったときに考えられるもの、間違いは?
メルマガ限定で配信中の大人気コンテンツ「クイズマラソン」。その中でも、特に解答者が多かった問題を公開! 今回は検査についてです。 Q.血清カリウムが下がったときに考えられるもので当てはまらないのは次のうちどれ? 2つ選んでください。 [1]腎

輸液療法とは? 輸液療法の目的と基本
どんなケースにも共通する輸液管理の基本的な考え方について整理しておきましょう。 【輸液のまとめ記事】 * 輸液の看護|輸液とは?種類、管理、ケア 輸液療法の目的 ●「火元対策」としての原疾患の治療 ●「火の粉対策」としての合併症に対す

電解質とは?身体のしくみと電解質異常
臨床看護師として理解しておきたい、電解質と電解質異常の基本知識について解説します。 電解質とは?なぜ電解質は重要なの? 電解質とは、水などの溶媒に溶解した際に、陽イオンと陰イオンに電離する物質のことで、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム

【問題1】500mlを60ml/h 小児用ルートで投与する時、30秒間の滴下数は?
問題 小児用ルートを使用して、○○輸液500mlを60ml/hで投与する指示を受けました。 30秒間の滴下数はいくつでしょうか? 解答・解説は次のページです 解答 30滴 解説 小児用ルートは1ml

加齢が排泄・スキンケアにもたらす「6つの悪影響」
治療をスムーズに進めるため、あるいは安全・安楽に支援するために、高齢者特有の症状や機能低下について解説します。今回は、「加齢がもたらす悪影響」です。 [排泄にかかわる機能への悪影響] 影響1 膀胱機能・尿道機能が低下する →残尿感/頻尿/失禁

高齢者の睡眠障害|アセスメント・看護ケア
睡眠障害は、加齢に伴う身体機能の低下だけでなく、環境適応能力の低下、治療薬の影響、せん妄などさまざまな要因によって引き起こされます。 ▼関連記事 認知症・認知機能障害の看護ケア|原因、症状、アセスメントのポイント 睡眠障害かどうかをアセスメン

第10回 「発疹」をマスターしよう
発疹はスチバーガ®でよくみられる副作用の1つですが、多くの場合症状は軽く一過性です。まれに多形紅斑などの重篤な皮膚障害があらわれることがあり、発疹との鑑別が必要になります。第10回では、スチバーガ®による発疹の特徴や予防法、重篤な皮膚障害の症状について概説します。

食事指導を成功させるための5ステージとは?
「食べたいものが食べられないなら、悪くなっても構わない」 食事指導はベテランナースでも難しいと感じる看護です。 食事制限の必要性を説明しても、患者さんから「食べたいものが食べられないなら、悪くなっても構わない」と宣言されることがあります。 こんな

第3回 患者さんへの薬の説明ポイント
処方薬の多い現在、正しい服用のためには薬剤師、そして患者さんの最も近くにいる看護師の支援が必要になってきます。内服薬を中心に服薬支援のポイントを紹介します。 患者さん自身が必要性を認識できるようなサポートを 治療効果を上げるためには、正しく服薬が行われ