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【連載】高齢者の機能低下をアセスメント

【高齢者のせん妄】症状とアセスメント・ケアのポイント

  • 公開日: 2013/1/28

せん妄は一過性かつ急速に出現します。
患者さんの訴えと行動、身体症状の関連を捉えることが重要です。


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認知症・認知機能障害の看護ケア|原因、症状、アセスメントのポイント


せん妄はなぜ起こる?

どんな症状?

 せん妄とは、意識、注意、認知、知覚の変化が一過性かつ急速に出現する状態のことをいいます。その人のそれまでの機能レベルが突然低下する、いわゆる突然意識が混濁した状態といわれています。米国精神医学会によるせん妄の診断基準では、下表のA~Dのすべてを満たさなければならないとされています。

 せん妄の特徴的な症状というと、興奮、幻覚、つじつまの合わない言動、不眠など多彩な精神症状が前面に現れます。私たち看護師はこれらの症状にとらわれすぎてしまい、対症療法に徹してしまいがちです。しかし、今出現している症状は何が原因なのか、何がそうさせているのかを把握することが重要です。

 せん妄を見極めるポイントとして、
 1. 記憶障害の有無
 2. 見当識障害の有無
 3. 短時間での症状の出現
 4. 一日のうちでの症状の変動
をチェックする必要があります。

せん妄に伴うのはこんな症状

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