1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 採血
  5. 【点滴・注射】血管確保(ルート確保)のワザとコツ

【連載】注射・輸液・採血のギモンに答える

【点滴・注射】血管確保(ルート確保)のワザとコツ

  • 公開日: 2014/5/8

多くの新人ナースが苦手意識を感じている血管確保の手技。

ここでは先輩ナースたちが、日々活用している5つの血管確保のワザとコツを紹介します。

1 血管は目と指で見る

いわゆる「よい血管」は、触ってみるとぷっくりと盛り上がっています。

指で触って、「盛り上がっていて弾力があること」を確認します。たとえ色が薄くても、穿刺に適した血管といえます。

見るだけでは、血管の弾力は判別できません。はっきりと青緑に見えていても、いざ針を刺してみると血管が逃げてしまうことがあります。

血管の弾力が低下するおもな原因

表1 血管の弾力が低下するおもな原因

2「まっすぐ走る」血管をねらえ

弾力があり、できるだけまっすぐに走行している血管を選択します(図1)。

蛇行している血管では、穿刺しているときにまっすぐ針を進めることが難しく、血管壁を破ってしまいます。

穿刺に適した血管説明図

図1 穿刺に適した血管

3 駆血は1分間を限度にする

駆血は1分間を限度にします。

1分を過ぎて、よい血管を見つかった場合には、おおよその位置を把握しておき、一旦駆血帯をはずします。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

穿刺を嫌がる患者さん、どう対応する?

攻略法1:患者さんには手技の説明をしっかりとする  針を扱う行為は危険を伴うため、治療への理解と協力を求めて安全に行うように心がけます。子どもの発達度や理解度、認知症患者さんの理解度に応じて、わかりやすい言葉で説明することが必要です。このときに「痛くないよ」と不安を軽減させ

2025/8/1