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【連載】注射・輸液・採血のギモンに答える

点滴ルート内に空気が入っても慌てる必要がない理由

  • 公開日: 2014/5/9

点滴ルートに空気が入っているのを発見して、慌ててしまう方は多いのではないでしょうか。
今回は「慌てる必要がない理由」と「空気の取り除き方」について紹介します。


▼10mlが安全限界!?より詳しい解説が知りたい方ははこちら
輸液ラインの中に気泡を見つけたらどうする?
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なぜ慌てる必要がないのか?

血管への空気の混入は、肺塞栓症を招くことがありますが、空気量が10mlまでであれば、リスクはないと言われています。

一般的な点滴ルート内に置き換えると、その長さは2m。普段使っている長さであれば、問題ありません。

しかし患者さんにとっては、気分のよいものではないので、見つけたら取り除きます。

空気の取り除き方

まず、点滴ルートをクランプします。

空気が上の方にある場合は、指ではじくようにして滴下筒まで押し出します

空気が三方活栓やポート近くにある場合は、シリンジで吸引します

(『ナース専科マガジン2014年5月号』より改変利用)

▼より詳しい解説が知りたい方ははこちら
輸液ラインの中に気泡を見つけたらどうする?
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