【人工呼吸器の換気量の設定】 「量規定換気(VC)」と「圧規定換気(PC)」の違い
- 公開日: 2014/5/15
人工呼吸器の換気モードとは“患者さんの呼吸をどのように補助するか”を決める設定のことです。
各種の換気モードの基本となる「量規定換気」と「圧規定換気」について知っておきましょう。
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■【人工呼吸器】換気モードの量規定と圧規定
■第1回 人工呼吸器の基本的モード
■呼吸回数(換気回数)上限アラームの原因と対応
■分時換気量下限アラームの原因と対応
量規定換気
VC(Volume Contorol ボリュームコントロール)
量規定換気は、一回換気量と吸気流速を設定して、管理する方法です。
このモードでは一定の換気量を保つことができるため、管理しやすいというメリットがあります。
ただし、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、肺繊維症、間質性肺炎など、肺の繊維化によって肺が硬くなっているなど肺のコンプライアンスが低下している場合、または気道抵抗がある場合、気道内圧が上昇し、圧損傷を起す危険性があります。
圧規定換気
PC(Pressure Control プレッシャーコントロール)
圧規定換気は、気道内圧(吸気圧)と吸気時間を設定して、管理する方法です。
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