気管挿管に必要な物品(挿管チューブ、スタイレットなど)10個とその役割
- 公開日: 2015/3/5
急変対応時に欠かせない救急カートには、さまざまな物品や薬が準備されています。
もし挿管をすることになった場合、この中から正しく物品を選ぶことができますか。
今回は挿管に必要な物品とその役割について解説します。
1 挿管チューブ
サイズの目安は、
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● 男性の場合:8.0~9.0mm
● 女性の場合:7.0~8.0mm
です。開封する前に医師にサイズを確認しましょう。
2 スタイレット
挿管チューブの形状を保つために使用します。
3 キシロカインスプレー
スタイレットを挿管チューブに入れるときの潤滑剤として使用します。
4 キシロカインゼリー
挿管チューブが声帯をスムーズに通過するために不可欠です。
5 カフ用シリンジ
事故防止のために、カラーシリンジを使用するのが一般的です。
6 喉頭鏡
成人の場合、ブレードのサイズは3号が一般的です。体格が大きい患者さんの場合は、4号も用意しておきましょう。
7 バイトブロック
気道閉塞・挿管チューブの破損予防のために使用します。歯がない患者さんの場合、使用しないこともあります。
8 固定テープ
医師によって、使用するテープの種類や本数が異なる場合があるので、あらかじめ確認しましょう。
9 聴診器
誤挿管になっていないことを確認するために、挿管後に必ず聴診をします。
10 吸引
唾液や吐物を吸引するために使用します。口腔用と気管用を準備しておきましょう。
引用・参考文献
『ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson』★書籍の詳細はコチラ
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