1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 老年看護
  5. 【高齢患者とのコミュニケーション】ケア&対応の6つのワザ

【連載】高齢者ケアの「困った!」を解決!

【高齢患者とのコミュニケーション】ケア&対応の6つのワザ

  • 公開日: 2014/7/13

▼看護師のコミュニケーションとマナーについて、まとめて読むならコチラ
看護師のコミュニケーションとマナー


ワザ1 話のつじつまが合わなくても追求しない

 認知症患者さんの話のつじつまが合わない場合でも、「~でつらいの」と言ったのであれば、「つらいのですね」と患者さんが発した言葉の最後を繰り返し、気持ちが伝わった、わかったということをメッセージとして伝えるようにします。

 また、内容はわからなくても、患者さんが不安そうな表情で何か言っているのであれば、「大丈夫ですよ」と繰り返すと、「ふーん、大丈夫なの」と、表情が明るくなることがあります。これは正確にすべてはわからなくても、伝わったことに関して、「そのことは伝わりましたよ」ということを伝える方法です。

ワザ2 難聴で聞こえにくい人には、目線を合わせて丁寧にゆっくりと話す

 難聴の場合、特に高音域が聞こえにくいので、低い声で一語一語、丁寧にゆっくりと話します。また、長い文章や回りくどい言い方は避け、簡潔にわかりやすい言葉で話すよう心掛けます。気を付けていても、つい専門用語を使っていることがあるので注意しましょう。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

トイレ誘導に関する看護計画|誤嚥性肺炎治療中の認知症のある患者さん

誤嚥性肺炎の治療中にトイレ誘導を行う認知症がある患者さんに関する看護計画  認知症は認知機能の低下に加えて活動性の低下や嚥下機能低下といった日常生活に支障をきたす症状も見られる疾患で、血管性、アルツハイマー型、レヴィー小体型、前頭側頭型といった原因があります。今回は認知症の

2023/12/22