出血のメカニズムとケアのポイント
- 公開日: 2014/7/17
IN/OUTバランスが崩れると、さまざまな症候があらわれ、何らかの治療が必要になってきます。
IN/OUTバランスと関係の深い病態である出血への理解を深め、的確なケアに結びつけましょう。
出血でショックになるとき
出血でもっとも注意が必要なのは、ショックになる可能性がある大量出血です。
目に見える出血
頭皮外傷や、動脈損傷の場合などに大量出血の恐れがあります。この場合、何をさておきすぐに止血処置を行います。
目に見えない出血
胸腔内・腹腔内・後腹膜腹腔内などがあり、これらも大量出血を起こす恐れがあります。また、長管骨の骨折でもかなり出血する場合があり、大腿骨では、片足だけで約1L出血するとされています。
出血=ショックではありませんが、止血できなければ当然ショックになります。つまり、ショックにならないように、早期から出血への対処をしなければならないということです。
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