【血液ガス】酸・塩基とは?
- 公開日: 2014/9/28
難解用語によって、血液ガスの理解にハードルに感じてしまっていませんか?
今回は、血液ガスを理解するために必要な用語、「酸」と「塩基」について解説します。
酸とは?
酸は「H+を放出する物質」と定義されています。
物質の代謝によって生じる、老廃物を指します。
酸が蓄積すると、血液が酸性に傾いて、代謝反応がスムーズに行われなくなり、細胞の機能が低下します。
そこで、体内で過剰に産生されてしまった酸は、速やかに体外に排泄されます。
排泄は、肺と腎臓で行われるのですが、
- ● 肺から呼気(CO2)として排泄されるものを「揮発性酸」
- ● 腎臓からH+として排泄されるものを「不揮発性酸」
と呼んでいます。
揮発性酸(CO2)の排泄のメカニズム
食事から摂取した炭水化物や脂質のエネルギー代謝では、揮発性酸(CO2)が産生されます。
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