1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 産科・NICU
  5. 助産・母性看護
  6. 助産
  7. 院内助産システムってなに? 不足する院内助産・院外助産所と助産師

【連載】Newsのツボ

院内助産システムってなに? 不足する院内助産・院外助産所と助産師

  • 公開日: 2016/4/14
  • 更新日: 2021/1/6

ニュースで取り上げられたキーワードについて解説します。


院内助産が推進される背景

院内助産システムは、日本看護協会助産師職能委員会によって、「病院や診療所において、保健師助産師看護師法で定められている業務範囲に則って、妊婦健康診査、分娩介助ならびに保健指導(健康相談・教育)を助産師が主体的に行う看護・助産提供体制としての『助産外来』や『院内助産』を持ち、助産師を活用する仕組み」と定義されています(2009年2月)。


具体的には、医師との役割分担・連携を図りながら、チーム医療のもと、ローリスク妊産褥婦さんに対して、助産師が妊婦健康診査、分娩介助、保健指導を行うというもの。この定義が確定した時期には、厚生労働省においても、「安心と希望の医療確保ビジョン」や「院内助産所・助産師外来施設整備事業」が施行されるなど、新たに明確化された助産師のあり方に期待が寄せられることになりました。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

第4回 無痛分娩後の助産師・看護師のケア・観察ポイント

分娩終了後、硬膜外麻酔の局所麻酔薬投与を終了し数時間もたてば、通常硬膜外麻酔の作用はほとんどみられませんが、その後も継続して観察する必要があります。また産後母体の身体の変化が正常な産褥経過であるかどうか、そして育児行動がとれているかどうかを観察し、必要なケアを行います。第

2020/1/26