心筋炎・心内膜炎の原因と症状
- 公開日: 2017/2/19
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心不全の看護|原因、種類、診断、治療
心内膜炎
心内膜炎は、免疫力が低下している高齢者などに細菌やカビなどが心臓の弁膜に感染することで起こる心内膜の炎症です。正常な弁膜であれば、血流が良好で弁膜の表面は滑膜なので菌が感染する余地はありません。しかし、人工弁、弁膜症の患者では菌が弁膜やその周囲の内膜に付着する可能性があります。
心内膜炎の症状は原因不明の熱が出ることです。治療には大量の抗菌薬が使われます。
治療が遅れ、感染した菌がある一定期間体内にとどまると、菌の周りが被膜でおおわれてしまい、治療が困難になります。その状態になると心内膜が破壊され、二次的な弁膜破壊が起こり、弁の閉鎖不全症が起こるため、弁置換の手術が必要になることもあります。
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