経腸栄養剤の注入ー手順とケアのポイント
- 公開日: 2017/10/1
経腸栄養剤注入前に行うこと
患者さんの状態を観察
状態観察する際は、意識障害が生じていないか、高熱が出ていないか、酸素飽和度が低下していないか、普段より明らかに血圧が低下していないかなどを確認します。
腹痛、悪心や下痢などの消化器症状を認める場合は、経腸栄養を行うかどうか医師に確認します。
体位の調整
座位が可能であれば、車椅子やテーブルに移動します。椅子に座る際は足底を床につけ、下半身を安定させます。
ベッドの場合は上体を30~60度のファーラー位とし、体幹を安定させるためにクッションを使い、ずれ防止のために腹部を圧迫しない程度に足元を30度上げた体位をとります(図)。
図 ベッド上での体位
参考になった
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参考にならなかった
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