1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 呼吸器科
  5. 呼吸器科の看護技術
  6. 人工呼吸器
  7. 人工呼吸器の挿管・抜管
  8. ウィーニング後の4つの観察ポイント

【連載】これだけできれば大丈夫! 病棟で必要な人工呼吸ケア

ウィーニング後の4つの観察ポイント

  • 公開日: 2017/6/11

抜管による合併症には上気道閉塞、低酸素血症、高二酸化炭素血症、無気肺・肺虚脱、呼吸仕事量の増加などがあります。抜管後は、これらを念頭におきながら観察をし、合併症の早期発見・予防を図り、再挿管を回避することが大切です。観察ポイントには、次のようなものがあります。


①上気道閉塞

最も注意したいのが、上気道の閉塞です。前述したように気管チューブによる物理的損傷によって喉頭浮腫が起こることがあります。これは挿管中だけでなく、抜管後に生じることがあるり、この上気道閉塞をストライダーといいます。頸部の聴診で吸気時のウィーズ(狭窄音)が聞かれます。浮腫は、抜管直後から生じる人や数時間後に生じる人もいて、個人差があります。抜管前にステロイド剤が投与されることがありますが、それは浮腫発生の予防を考えてのことです。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

【動画】経口挿管の介助について知っておこう

経口挿管を行う際、看護師はどのような介助を行うとよいのでしょうか。 動画でどう動けばよいのかを確認しておきましょう。 挿管を開始する前に以下のようの物品を用意しておくとよいでしょう。 ①吸引チューブ ②挿管後チューブを固定するためのテープ ③ゴーグル

2017/9/14