経鼻栄養チューブの挿入の仕方
- 公開日: 2017/10/8
チューブの違いと選び方
栄養剤の注入は栄養注入用のチューブで行い、ドレナージを目的とした胃管カテーテルによる栄養剤の注入は避けます。
【栄養チューブ】
栄養剤の注入を目的としているため、3.6~12Frと比較的細く、胃壁を損傷しないように先端が丸く閉鎖されています。また、栄養剤や薬剤による閉塞を防ぐため、多くの栄養チューブには側孔がついています。なお、レントゲンで留置位置の確認を行うため、X線不透過のものを選択します。
【胃管カテーテル】
胃内容物のドレナージを目的としているため、10~20Frと太く、先端が開口して側孔も多くあります。
チューブ挿入の手順
手順1
座位またはファーラー位で、鼻腔から心窩部までの大まかな長さを確認します。仰臥位の場合は頭部を少し上げ、膝を軽く曲げて腹部の緊張を取り除きます。その後、患者さんに経鼻栄養カチューブを挿入することやその必要性を説明します。
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