患者さんの保温、どうしてる?―感染対策にも役立つ保温ブランケットについて知ろう!―【PR】
- 公開日: 2020/6/3
体温調節・体温管理が必要な場面とは?
病院内は一定の温度に保たれていますが、患者さんを保温する必要があるケースがあります。
患者さんの保温が必要なケース
周術期の患者さん
カテーテル室で処置を受ける患者さん
悪寒戦慄のある患者さん
それぞれの場合に合わせて、適切に保温を行い、体温管理をしなければなりません。
手術中の患者さんの体温管理が必要なのはなぜ?
ヒトは体内で常に熱を生み出し、その熱を放散することで体温の調節を行っています。核心温が37℃程度に保たれているのは、視床下部にある体温調節中枢と呼ばれる部位が機能しているためです。
手術を行う際に使用する全身麻酔下では、体温調節反応が鈍くなり、体温の調節ができなくなることがあります。そのほか、熱伝導による熱喪失などの理由で正常体温が維持できなくなってしまう可能性があります。
手術患者さんの正常体温が維持できないと、心疾患のリスクの増加、出血および輸血の必要性の増加、薬物代謝・覚醒遅延などさまざまな術後合併症のリスクとなります。手術中は体温をモニタリングし、加温装置やブランケットを適正に使用して正常体温の維持につなげます。
カテーテル室で患者さんの保温が必要なのはなぜ?
カテーテル室では検査着をはだけたり脱いだりする必要があるため、患者さんから寒いという声が聞かれる場合があります。患者さんの安楽のためにも保温する工夫が必要となります。
悪寒戦慄のある患者さんの保温が必要なのはなぜ?
体温調節中枢がなんらかの理由で通常よりも高い温度に設定されると、設定された温度まで体温を上げるために起こる身体の反応により悪寒を感じたり、身体の震え(戦慄)が起こります。
どう対応する?
手術室での体温調節は、加温器やブランケットなどを組み合わせ行います。必ずしも低体温となるわけではありませんが、低体温になると想定して保温し、体温もモニタリングしましょう。ブランケットは、さまざまなメーカーの製品がありますので、自身の施設に合ったものを選択し、使用する際には、手術部位や体位などに合わせた工夫が必要です。
カテーテル室では、患者さんから寒いという訴えがあれば、不快な思いをさせないよう、バスタオルや膝掛けなどで保温します。
悪寒戦慄のある患者さんには、電気毛布やホットパックなどを用いて保温します。悪寒戦慄が治まったら、使用を中止します。
ケースに合わせて対応し、患者さんの安全・安楽に努めましょう。
ディスポーザブルの保温ブランケットを使用して患者さんに安全・安楽を提供
「3MTMかけるだけであったかい保温ブランケット」は、もともと、患者さんの体温管理や感染対策に厳しい手術室で使用するために、日本で開発されました。
このブランケットに使用されている3MTMシンサレートTM高機能中綿素材は、「より暖かく、より薄く」というコンセプトのもと開発されており、全世界でウィンタースポーツウエア、手袋、ブーツ、帽子、寝具にまで採用されています。
縦にミシン目が入っていて、横もハサミで切り離すことができ、最大4分割にして使用することができます。上からかけるだけでなく、切り離して手足に巻く、などさまざまな手術体位や使用のシーンに合わせてご使用いただけます。
温風式加温装置との併用例
また、スリーエムのテクノロジーの一つである不織布技術を活用したシンサレートは低発塵性(低リント)を実現し、特に手術室で心配される感染リスクの低減に貢献します。
感染防止の観点から考えると単回使用が望ましいのは、いうまでもありません。特にCOVID-19の感染が疑われる場合、厚生労働省が通達した「医療機関における新型コロナウイルスに感染する危険のある寝具類の取扱いについて」で「新型コロナウイルスに感染する危険のある寝具類の洗濯を外部委託するに当たっては、やむを得ない場合を除き、医療機関内の施設で消毒を行うこと。」とされているため、ブランケットなどを使用した場合は、施設内での消毒が必要となります。
この機会に、再度ご施設でのより安全な患者さんの保温について見直してみてはいかがでしょうか?
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