[窒息]急変につながる高齢者のリスク
- 公開日: 2014/3/19
高齢者の急変は、気付いたときには重篤化していた! ということが多いもの。高齢者の心身の機能低下の仕組みを知り、急変リスクへの理解を深めておきましょう。
窒息の要因は?
窒息は、口腔内の食べ物や喀痰などが気管へ入る「誤嚥」により発生します。
1 嚥下機能の低下
通常は気管支や肺の粘膜の繊毛運動によって、むせたり吐き出すことで自然に排出することができますが、加齢により口腔、咽頭、食道などの嚥下筋力が低下し、気管へ入った食べ物などが、気管支粘膜繊毛運動や咳嗽反射が弱いために吐き出すことができずに窒息を招いてしまいます。
窒息に至らないまでも、雑菌を含んだ食べ物や喀痰、唾液が気管に入ると、防御機能や抵抗力が低下している高齢者は、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
2 食べ物の形状
高齢者が誤嚥してしまう食べ物には、成人であれば考えられないようなものがあります。
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