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自己主導型のCBTはアトピー性皮膚炎の症状軽減に有効
アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis;AD)は、強いかゆみや皮疹、乾燥肌を特徴とする炎症性皮膚疾患である。AD患者では、皮膚をかく行為が不安や抑うつなどのメンタルヘルス問題と関連していることが示唆されている。こうした中、オンラインで患者自身が行う認知行動療法

2025年度予算案を閣議決定、新たな地域医療構想や医師偏在対策など重要施策を推進
政府は2024年12月27日、一般会計総額115兆5415億円とする2025年度予算案を閣議決定した。このうち、社会保障関係費は38兆2778億円、前年度当初予算比1.5%増で、過去最高となった。厚生労働省(以下、厚労省)予算案は、新たな地域医療構想、医師偏在対策、かかりつ

切迫早産の看護|原因、症状、安静度の維持、心理的支援、療養環境の整備など
切迫早産とは 切迫早産とは、早産になる危険性が高い状態をいいます。早産は妊娠22週0日から36週6日までの出産を意味し、37週0日から41週6日までは正期産、42週以降は過期産とされます(図1)。 切迫早産と診断されても、妊娠を継続でき正期産となるケースもあれば、正期

第22回 呼吸ケアカンファレンス(第65回 日本呼吸器学会学術集会講演)開催のお知らせ
第22回 呼吸ケアカンファレンス(第65回 日本呼吸器学会学術集会講演)開催のお知らせ テーマ 協働から共創へ 呼吸ケア 開催概要 日程 2025年4月12日(土)・13日(日) 会場 東京国際フォーラム 〒100-0005 東

歯周病の新分類
歯周病の新分類は何を判断するもの? 歯周病の分類は見直しが重ねられており、2018年6月に、アメリカ歯周病学会(AAP)とヨーロッパ歯周病連盟(EFP)により公表されたのが、「歯周病の新分類」(以下、新分類)です。 歯周病は、「非プラーク性歯肉疾患を除き、歯周病原細菌

肺気腫がある患者さんに関する看護計画|COPDの患者さん
COPDによる肺気腫がある患者さんに関する看護計画 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は有害物質を長期に吸入することで生じた肺の炎症性疾患です。肺胞の破壊によって肺気腫が生じて呼吸機能や日常生活に支障が生じるため、今回はCOPDによる肺気腫がある患者さん対する看護計画を立案しま

第27回日本小児ストーマ・排泄・創傷管理セミナー 開催のお知らせ
会期 2025年6月11日(水)、12日(木)、13日(金) 6月11日: 13時開始、 6月13日 :16時15分終了予定 研修内容 ストーマ術前術後のケア(低出生体重児を含む)、創傷ケア(褥瘡予防・局所ケア)、失禁ケア(尿・便失禁、自己導尿指導等) ※当

間質性膀胱炎(ハンナ型)の重症度基準
間質性膀胱炎(ハンナ型)の重症度基準は何を判断するもの? 間質性膀胱炎(ハンナ型)の重症度基準は、間質性膀胱炎(ハンナ型)の重症度を評価し、医療費助成の対象となるかを判断するための指標です。 『間質性膀胱炎・膀胱通症候群診療ガイドライン』では、間質性膀胱炎・膀胱痛症候

自傷行為に関する誤った認識が少なくない――日本人対象web調査
自傷行為に関する人々の認識を調査した結果が報告された。固定観念を持つ人が少なくないこと、自傷行為を行う人に適切に対応できる自信があると答えた人ほど、かえってその傾向が強いことなどが明らかにされている。お茶の水女子大学生活科学部心理学科の高橋哲氏らの研究であり、詳細は「PCN

変形性膝関節症の新たな検査法を開発
変形性膝関節症(OA)は、関節内の軟骨が劣化して骨同士が擦れ合うことで生じる。しかし、OAは軟骨の劣化が進行した末期段階で診断されることが多いため、それが軟骨の摩耗により生じたOA(一次性OA)なのか、あるいは炎症性疾患により生じた炎症性関節炎なのかを判断するのは難しいとさ

アルツハイマー病 新薬3剤の最新情報
2024年11月15日、アルツクリニック東京と一般社団法人生涯健康社会推進機構がメディア説明会「アルツハイマー病 新薬3剤の最新情報」を、新宿会場(アルツクリニック東京監修 健脳カフェ)とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。当日は、認知症予防・治療の第一人者であるアルツク

肝硬変で掻痒感のある患者さんに関する看護計画
肝硬変で掻痒感のある患者さんに関する看護計画 ウィルス感染やアルコールなどさまざまな要因によって肝細胞の障害と再生を繰り返す過程で徐々に線維化が進行していき、最終的に肝硬変となります。肝臓の機能が低下することでビリルビンが上昇して掻痒感が生じることがあります。今回は肝硬変

呼吸リハビリテーションを実施している患者さんに関する看護計画
肺がん術後で呼吸リハビリテーションを実施している患者さんに関する看護計画 肺がんの手術は胸腔鏡下手術あるいは開胸手術で実施され、手術後は呼吸状態を可能な範囲で回復できるように呼吸リハビリテーションが行われる場合があります。術後の呼吸リハビリテーションは、術後の患者さん全例

医師偏在対策、医師不足地域の手当増額に保険者からの拠出金充当を――厚労省案
厚生労働省は12月19日に開催された社会保障審議会医療保険部会で、重点医師偏在対策支援区域(仮称)の医師の手当増額支援として、保険者からの拠出金を充当する案を提示し、委員からは実施状況、効果を明らかにする枠組みの創設などが求められた。 「重点医師偏在

肥満者の中で歩くのが速いと自認している人には代謝性疾患が少ない
肥満者において、主観的歩行速度が代謝性疾患のリスクと関連のあることを示唆するデータが報告された。同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科の山本結子氏、石井好二郎氏らが行った横断的解析の結果であり、詳細は「Scientific Reports」に11月15日掲載された。