第10回 麻痺・拘縮のケアと予防のポイント
- 公開日: 2012/11/12
▼体位変換・ポジショニングについて、まとめて読むならコチラ
体位変換とポジショニング
観察とアセスメントのポイントを押さえたところで、ケアと予防のポイントについて解説します。
的確な体位保持により、麻痺・拘縮の予防・維持を図ろう!
麻痺と拘縮のケアでは、症状を見ながら二次的障害を予防し、同時に、ADLおよびQOLを低下させないことがケアの目標となります。そのためにまず大切なのは、良肢位を保持することです。急性期疾患などで安静臥床を余儀なくされ、良肢位を保持しないままに臥床を続けると、場合によっては拘縮が発生することもあります。
高齢者は筋力が低下しているため、姿勢が崩れてもなかなか元に戻すことができません。車椅子に乗っているときも、ベッドアップして起座を取っているときも、体位変換用枕などの補助具を活用し、的確な体位を保持できるよう気を付けることが大切です。
参考になった
-
参考にならなかった
-