1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. がん
  5. がんのリハビリテーション
  6. 嚥下訓練とは? 摂食・嚥下訓練の目的・対象・実施ポイント

【連載】知っておきたい! がんのリハビリテーション

嚥下訓練とは? 摂食・嚥下訓練の目的・対象・実施ポイント

  • 公開日: 2014/7/25

がんのリハビリテーションでは何を行い、看護師はどのようにかかわることができるのでしょう。看護師に求められる役割、国立がん研究センター東病院の皆さんに話を聞きました。


摂食・嚥下訓練の目的

口の中で食べ物を咀嚼し食塊を形成するためには、顎、舌、頬、歯、口唇が使われます。
そして形成された食塊は、舌、頬、口唇が機能して咽頭に送り込まれ、食道を通過し、胃へと運ばれていきます。

このように食物は多くの器官が機能して摂取されています。

ですから、それらの器官が損傷したり、機能が失われたりすると、摂食障害や嚥下機能の低下が生じ、経口からの食事が困難になることがあります。

摂食・嚥下訓練は、このように障害された器官の働きを代償したり、低下した機能を回復させるために行います。

摂食・嚥下訓練の対象となるがん患者さん

摂食・嚥下訓練の対象となるがん疾患としては、

  1. ●口腔内再建術を行う舌がん
  2. ●下歯肉がん
  3. ●中咽頭がん
  4. ●下咽頭がん
  5. ●反回神経麻痺をきたす可能性がある肺がん
  6. ●食道がん

があります。

舌を切除する舌がん

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

活動耐性低下に対する看護計画|肺がんの術後で呼吸機能低下がみられる患者さん

肺がん術後の呼吸機能低下に伴う活動耐性低下に対するする看護計画 肺がんの手術は術式によって肺の切除範囲が異なります。その術式に応じて呼吸を行える範囲が減少して呼吸機能が低下するため活動レベルが低下することが考えられることから看護計画を立案してみました。 POINT観察

2022/5/5