【感染症】血糖コントロールの実践方法
- 公開日: 2014/9/2
ケアのポイント
- ●糖尿病の有無にかかわらず高血糖になる
- ●糖尿病は易感染状態になる
- ●強化インスリン療法によるコントロールを行う
- ●持効型溶解インスリンの使い方がポイント
- ●スケールを使用する場合も血糖測定が重要になる
- ●退院後のコントロールにも配慮する
どんな異常が起こる?
感染症になると、炎症性サイトカインやストレスホルモンが増加し、それによって血糖が上昇し高血糖状態になります。
炎症性サイトカインにはTNF-α(腫瘍壊死因子)があり、これは末梢でのインスリン抵抗性を増加させ、膵β細胞でのインスリンの分泌を低下させます。さらに炎症性サイトカインは、インスリン拮抗ホルモンの分泌を上昇させます。
また、ストレスホルモンであるコルチゾールは肝臓における糖新生を促進し、末梢でのインスリン抵抗性を増加させ、グルカゴンを上昇させます。
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