第15回 認知症のあるCKD患者さんへの看護
- 公開日: 2015/10/29
認知症のあるCKD患者さんへの看護について解説します。
家族・介護者のサポートが不可欠
食事療法
認知症には記憶障害や見当識障害があり、食事療法には家族・介護者のサポートが不可欠です。
特に過食や異食の症状がある患者さんには、十分な注意が必要です。
患者さんのQOLを維持する方法を、家族・介護者といっしょに考え、サポートすることが重要です。
透析療法
認知症では不安、拒絶・拒否、せん妄などの心理症状や、多動、徘徊、暴力といった行動症状がみられます。
血液透析を受けている間にこのような症状が出てしまった場合、身体拘束を行なうのか、透析を中止するのか、患者さんの家族に説明と同意を得る必要があります。
透析を行わない場合、高カリウム血症で亡くなるリスクを十分に説明することが重要です。
(『ナース専科マガジン』2010年2月号から改変利用)
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