1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 検査値
  5. パニック値とは何か?

【連載】検査値の読み方

パニック値とは何か?

  • 公開日: 2014/9/15

検査値の読み方を理解していれば、患者さんの状態と組み合わせることで、より早く的確にアセスメントできるでしょう。
看護師が注目すべき検査値を、医師の視点から解説します。


パニック値とは?

パニック値とは、「基準値から明らかに外れていて、危機的な状態であることを示す値」です。

パニック値はそれぞれ医療機関の検査室で設定されており、今のところ、国内基準はありません。

パニック値とは説明図

図2 パニック値とは

パニック値が出たら・・・

比較できるデータがある場合

「すぐに医師に連絡!」ではなく、前回の検査結果を確認してみましょう。
数日間同じような値であれば、担当医は状況を把握している可能性が高く、緊急連絡は不要だと言えます。

比較するデータがない場合

初診の患者さんで比較するデータがない場合は、パニック値は重要視する必要があり、すぐに医師に報告します。
パニック値に加えて、受診までの経過とバイタルサインを報告するようにしましょう。

(『ナース専科マガジン』2014年10月号から改変利用)

【関連記事】
* 【検査値】時系列で読んでみよう!
* 検査値の看護|疾患別の基準値や読み方
* ドクターコール、何をどう伝える?isbarcを用いた伝え方

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

骨折が生じた患者さんの看護計画

骨折が生じた患者さんに関する看護計画  骨折とは骨に対して何らかの力が加わり、骨としての構造や連続性が保たれていない状態をいいます。骨折は若年や高齢を問わず生じる可能性が考えられるので、今回は骨折が生じた患者さん対して看護計画を立案しました。 POINT観察計画 O-

2023/4/28