パニック値とは何か?
- 公開日: 2014/9/15
検査値の読み方を理解していれば、患者さんの状態と組み合わせることで、より早く的確にアセスメントできるでしょう。
看護師が注目すべき検査値を、医師の視点から解説します。
パニック値とは?
パニック値とは、「基準値から明らかに外れていて、危機的な状態であることを示す値」です。
パニック値はそれぞれ医療機関の検査室で設定されており、今のところ、国内基準はありません。
図2 パニック値とは
パニック値が出たら・・・
比較できるデータがある場合
「すぐに医師に連絡!」ではなく、前回の検査結果を確認してみましょう。
数日間同じような値であれば、担当医は状況を把握している可能性が高く、緊急連絡は不要だと言えます。
比較するデータがない場合
初診の患者さんで比較するデータがない場合は、パニック値は重要視する必要があり、すぐに医師に報告します。
パニック値に加えて、受診までの経過とバイタルサインを報告するようにしましょう。
(『ナース専科マガジン』2014年10月号から改変利用)
【関連記事】
* 【検査値】時系列で読んでみよう!
* 検査値の看護|疾患別の基準値や読み方
* ドクターコール、何をどう伝える?isbarcを用いた伝え方
参考になった
-
参考にならなかった
-