【透析療法とは?】透析患者さんの血液検査データはココを見る!
- 公開日: 2014/10/2
透析患者さんの看護に必要な検査データをピックアップしました。
透析療法とは?
透析療法が必要な患者さんとは?
保存治療でコントロール困難な高度な溢水、電解質異常、代謝性アシドーシス、貧血、尿毒症による全身倦怠感・食欲不振 などが出現した患者さんが透析療法の対象となります。
透析導入の原因となる疾患
慢性腎不全から透析導入の原因となる疾患は、糖尿病腎症が最も多く、ついで慢性糸球体腎炎、長期高血圧を原因とする腎硬化症があります。
腎臓は細胞外液量と血液の電解質濃度の調節をする働きを担っていますが、腎機能が低下することで、この調節が出来なくなるため、透析ではナトリウム、カリウムなどの電解質を調整し、クレアチニン、尿素窒素を除去することで尿毒症を改善します。
透析療法の種類
透析療法には、血液透析と腹膜透析があります。
血液透析は血液を体外循環さえ、人工腎臓を介して、血液から尿毒症性物質や水分を除去するもので、ほとんどが透析施設において、週3回程度、1回4時間ほどかけて行われます。
図 透析の流れ
続いては検査データの見方です。
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