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【連載】山内先生の公開カンファランス

第7回 慢性心不全患者さんのアセスメント、バイタルサインなどどこを見る?(その2)

  • 公開日: 2014/11/21
  • 更新日: 2020/10/24

今回は、事例のつづきとみなさんのアセスメントに対する山内先生の解説を紹介します。

みなさんのコメントを見るならこちら
第6回 慢性心不全の患者さんのアセスメント、どうする?(その1)


今回の事例
[ご老体さんから提供された事例]
食思不振で、慢性期病棟に入院中の原疾患に心不全を持つ患者さん。バイタルサインを測定したところ、血圧が90/72mmHgや104/88mmHgとなっており、脈圧が低い状態で頻呼吸も見られました。
患者さんは、倦怠感、胸・腹部不快感を訴えています。治療方針が栄養状態の改善と食事量をアップさせ施設に帰すことだったからか、リーダー看護師に報告しても取り合ってもらえません。
私が所属していた病棟だけ、医師に報告する際にはリーダー看護師を通さなければならず、医師に報告することができませんでした。
→こんな状況で、あなたなら患者さんのどこを注意して観察する?

事例つづき
結局、このリーダー看護師は脈圧が低いことを問題と思っておらず、取り合ってもらえませんでした。
自分が担当の日は、患者さんの呼吸、血圧、尿量を注意して観察していました。その後、患者さんは無事に施設へと退院することができました。


山内先生の解説

主に呼吸と循環をみる

前回の結果を見ると、主なバイタルサインで観察するもののほかに、尿量を見るという人が多いですね。

尿量は、腎血流量が下がると出てこなくなるので、循環血液量のマーカーになるともいえます。結局、呼吸と循環を見るということなんですね。

バイタルサインの中でも体温を選んでいる人が少ないのは、こういう状況での緊急度は下がると判断した人が多いからでしょう。その感覚は正しいですね。

さらに、この事例で考えていくと、今ある検査値を見るのは問題ないですが、新しい検査値を手に入れようと思ったら、重い腰を上げてくれない先輩看護師を動かして、さらに医師を動かすとなるとだいぶハードルが高くなります。

例えば、心不全の進行具合を見るならBNPを確認したいところですが、新たに取るとなると、この事例の状況では、難しいかもしれません。

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2014/11/21