睡眠時無呼吸症候群で夜間だけSpO2が下がってしまう患者さんの看護計画
- 公開日: 2026/3/23
睡眠時無呼吸症候群で夜間だけSpO2が下がってしまう患者さんの看護計画
何らかの要因で上気道が狭くなり、睡眠中に無呼吸を繰り返すことでさまざまな症状ができる病態です。夜間のいびきだけでなく、起床時の頭痛や日中の眠気など睡眠時以外に見られる症状も観察することが大切です。今回は慢性心不全で入院中に睡眠時無呼吸症候群を併発して夜間だけSpO2が下がってしまう患者さんの看護計画を立案しました。
夜だけSpO2が下がってしまう患者さんの酸素のウィーニング[うまくいかなかった!]のケアの流れの解説
労作時のサチュレーションの低下は危険信号[うまくいかなかったcase]
観察計画 O-P 慢性心不全に関する理解度を確認する。日中と夜間の呼吸状態を把握する。患者さんの全身状態を確認する。状況に合わせて普段の食事や生活について情報を集めておく。
援助計画 T-P 慢性心不全や睡眠時無呼吸症候群に関する理解を促す。医師の指示に基づいて、薬剤や酸素投与を実施する。退院後の生活を見据えて、支援する。
教育計画 E-P 慢性心不全と睡眠時無呼吸症候群についての知識を提供する。不安や疑問があれば、話してほしいと伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
睡眠中にSpO2が下がってしまう
看護目標
夜間でも呼吸困難がなく過ごすことができる
観察計画 O-P
呼吸困難の有無、程度
日中と夜間の呼吸状態の変化
現在の生活に対する認識、理解(水分制限、塩分制限など)
心不全の増悪リスク因子に対する認識、理解
薬の管理状況
食事や水分の摂取状況
排泄状況
睡眠状況
検査データ(Alb、TP、BNPなど)
画像データ(心エコー、胸部X線など)
援助計画 T-P
必要な治療に対して理解を促す
必要に応じて酸素投与を検討する
ADLやセルフケア能力を踏まえて今後の生活様式を検討
必要に応じて医師の指示に基づく薬剤を使用する
教育計画 E-P
日中の症状と睡眠時無呼吸症候群の関連を説明する
慢性心不全の増悪の要因について説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する
看護計画を書くときに参考にしたい記事
1.睡眠時無呼吸症候群(SAS)の病態について知ろう!
2.睡眠時無呼吸症候群の合併症(睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなるか)について知ろう
4.睡眠時無呼吸症候群の治療法の種類と特徴
